アイさんのSNSへの執着はとどまることを知りません。育児はそっちのけでSNSに没頭し、子どもの体調不良すら見て見ぬふり……。保育園の先生や同じ園の保護者から不信感を抱かれることになりました。
その結果、アイさんの元を市役所の児童福祉課と児童相談所の職員が訪問。アイさんは疑われることは何もないと主張しますが、職員の手には逃れようのない証拠の数々。アイさんは厳重注意となりました。
それでもアイさんに反省する態度は見られません。
一方、夫・ダイさんはアイさんがこっそりSNSを再開している事実を知ってしまいます。さらに追い打ちをかけるように児童相談所から電話が……。通報によって家庭訪問がおこなわれた事実を知らされました。
「変わる」というアイさんの言葉を信じたダイさんでしたが、ことごとく裏切られ、再び離婚を決意。親権をとるための準備を整えたダイさんは、法事だと伝えて、子どもを連れて実家に帰りました。
親権を取りたい本当の理由
その間、何も気付かずひとりの時間を過ごしていたアイさん。自宅に届いた郵便によって自分が置かれている状況を知りました。
アイさんに送られてきたのは、福祉課から来た虐待の指摘と、法律事務所から届いた離婚協議の通知。現実を受け入れられないアイさんは、怒りと焦燥感に駆られながらダイさんに連絡を試みるのですがーー。















離婚が目の前に迫ったとき、アイさんの頭をよぎったのは「親権を取られる」ということ。しかしそこにあったのは、わが子を思う気持ちではなく、“映え”のための道具を失う危機感でした。
絶対に手放したくはない親権……。アイさんは子どもたちの親権を自分が有する形で離婚届を書き、提出するために市役所へ向かったのでした。
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親権は、親の見栄や都合のためにあるものではなく、子どもが安心して暮らすために考えられるべきものです。今回のアイさんのように、子どもの体調や気持ちを後回しにする行動が続けば「子どもを守れない」と判断されることもあるでしょう。
保護者には、子どもが安心して過ごせる環境を守る責任があります。親権や離婚を考える場面では、親の気持ちや立場だけでなく、子どもにとって安心できる環境はどこにあるのかを最優先に考えたいものです。
※「虐待かも」と思ったときは、児童相談所虐待対応ダイヤル「189」で相談・通告できます。匿名相談も可能です。
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ねぼすけ
