彼のやさしさに甘えすぎた結果
彼は、食事のときに「私も出すよ」と言っても、割り勘にすることは少なく、ほとんど奢ってくれていました。そのため、そんな彼にありがたく甘えていました。
ある日、2人でいつも通り食事に行ったのですが、私はお酒を飲み過ぎてかなり酔ってしまい……。お会計を完全に彼がやってくれました。彼がお会計を済ませてくれたことにも気が付かないほど酔っ払っていた私は、「今日は彼が奢ってくれる日なんだ」と謎に勘違いをしていました。
ところが、店から出てしばらくしたときのことです。彼から「酔ってるのはわかるんだけど、なんで支払いをしようとしないの?」と言われて……。彼曰く、「今日は割り勘のつもりだった」とのこと。
私が慌てて払うと、彼は「いつも僕が払うよと言うけれど、本当はその押しに負けずに払ってほしい」とひと言。私は、食事のたびに「私も払うよ」と伝えた上で彼が払ってくれているため、問題ないと思っていました。
当時の私は、もし払ってほしいなら素直に言ってくれたら……!と思っていました。そして、「私も申し訳ないと思っていたから、出してほしいときは素直に言ってほしい」と伝えることに。しかし、私のひと言が彼のプライドを傷つけてしまったようで……彼はすごく落ち込んでいました。結局、その他でも価値観が合わずに、お別れしてしまいました。
◇ ◇ ◇ ◇
この件から、相手の気持ちに甘えっぱなしになるのも良くないということを学びました。私自身、奢ってもらうことが当たり前になっていて、彼にもその気持ちが伝わっていたのかもしれません。相手の気持ちに甘えすぎず、奢られるほうも別の形でお返ししたりなど、気持ちが大切だと感じたエピソードでした。
著者:山田朱美/20代女性・大学院に通いながら教員をしている、社会人博士。趣味は読書。
イラスト:ナムル
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
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