今までの態度の理由を知り、妻は…
タイパ重視の思考を押し付け、ユウリさんや娘にも効率のよい生き方を求めるのは、家族で幸せに生きていくためだと主張する夫。しかしユウリさんにとっては、夫の考えが幸せにつながるとは思えず、態度を改めないのであれば離婚すると宣言。
離婚を突きつけられ、「俺は家族みんなで幸せになりたかっただけなのに……」と泣き出す夫……。実は数年前、職場の新しい上司に「お前は仕事が遅い」「タイパは悪いし成果は出ないし、無駄な人生だな」と毎日言われ続けていたと打ち明けます。
上司の言葉のせいで、「タイパが悪いことは悪」だと思い込むようになってしまった夫は、「ユウリさんやレイナちゃんにいい人生を歩んでほしい」という思いが空回り、必要以上にタイパを求めるようになってしまったのだと言います。
自分が言われて嫌だったのに、それを大切であるはずの家族に言い続けた夫。もはやどうしてそんなことをしていたのか、自分でもよくわからなくなっていたようです。ただ、ユウリさんと腹を割って冷静に話し合うことで、今までの自分の態度がどれほど家族を傷つけてきたのかを理解し、やっと反省することができました。
全てを打ち明けた夫は、やはり離婚はしたくないのだとユウリさんに伝えます。












夫が上司に毎日傷つけられ悩んでいたにも関わらず、子育てで忙しい自分に相談することができなかったと知ったユウリさん。しかし、「それでも、私やレイナを傷つけていい理由にはならない」とはっきり伝えました。
夫もその通りだとわかってくれたようで、今まで散々傷つけたことをやっと謝罪してくれました。心から悪いと思っているのであれば離婚は一旦保留にする、しかし今後態度が変わらなければ離婚するとユウリさんに言われた夫は、「チャンスをくれてありがとう」と泣きながら感謝。
その後、別室で義父母と遊んでいたレイナちゃんの元へ2人で向かうと、じょうずに塗れたぬり絵を見せてくれました。いつの間にかじょうずに塗れるようになっていたレイナちゃんを見て、タイパを求めるのに夢中で今まで娘の成長を感じられていなかったことに気づいた夫。離婚をまぬがれたことで、これから娘の成長を見守っていけることがうれしくて、涙が溢れてきたのでした。
◇ ◇ ◇
夫は、職場でのつらい経験から「効率が悪いことは悪」と信じ込むようになり、その価値観を家族にまで求めるようになってしまいました。家族を愛している気持ちがあるがゆえに、厳しい言葉や態度で「効率的な生き方」を求めてしまい、結果として傷つけてしまったのです。
しかし、ユウリさんと本音を語り合うことで、自分の行動の愚かさに気づき、反省することができました。2人のように腹を割って話し、ていねいに相手と向き合う努力をすれば、壊れかけた絆も修復できるのかもしれませんね。
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愛川なつみ