店長に怒鳴り散らされている宮田さんを目撃したほや助さん。「助けてあげなきゃ!」と思うものの、店長の反撃が怖過ぎて体が動きませんでした。耐えきれなくなった宮田さんは店から飛び出し、翌日から店を休むように。その後、連絡もつかなくなってしまいます。ほや助さんと田中さんは店を辞めることにしますが、田中さんはその前にやることがあると言います。
「店長にきちんと報いを受けさせてから辞める」と宣言する田中さん。ほや助さんもそうしたいと思いつつ、あの店長に報いを受けさせるなんて無理だと感じ……。
俺たちにもできることはある!















チェーン店の店長として、そして人間として最低な男。
宮田さんの敵討ちができるなら、私だってしたい……。でも……。
「報いを受けさせると言ってもあの店長相手ですよ? どうせ怒鳴りまくられて……」
「いや、俺たちにできること、ちゃんとあるよ」
田中さんは、「今度、本部の偉い人が来る」と話します。
「高橋さんという、めちゃくちゃ怖い女の人で、店長は苦手。せっかくだから、その高橋さんに訴えてみようかと思う」
「え、でも訴えるって、怒鳴られているのを録音なんて無理だし……」
「大丈夫」
田中さんは今までとは人が変わったようでした。
「ほや助さんも辞めるなら、一緒に行動しよう」と説得されたけど……。
本人にバレたら何をされるかわからないよ……。
宮田さんに申し訳ない気持ちと、店長に逆らうこと対する恐怖心。2つの感情の間で揺れ動いていました。
そんなとき、宮田さんが適応障害になったと聞きました。
宮田さんはスタッフ思いでやさしくて、優秀で、こんな職場で、何度も支えてきてくれた人だ。そんな人をここまで追い詰めるなんて、やっぱり許せない!
震える手を押さえながら、私は店長に立ち向かう覚悟を静かに固めたのです。
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理不尽な店長への怒りと、逆らうことへの恐怖の間で揺れ動くほや助さん。きっと、同じように「おかしい」と思いながらも、声を上げることに恐怖を感じたことがある……という人も少なくないのではないでしょうか。その恐怖心はとても自然な感情であり、そこに負い目を感じる必要はないと思います。
それでも、大切な仲間が「適応障害」という深い傷を負ったことを知り、ほや助さんの心に一本の芯が通りました。誰かのために、そして正義のために動こうとするその覚悟は、状況を変えるための何より大きな原動力です。震えながらも踏み出したこの一歩は、自分自身を肯定し、暗い職場に光を差すための、尊い第一歩となるはずです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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