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初節句のお祝い後、実母が義実家の文句「なんでお客さんヅラなの!内孫なのに!」2年後、青ざめたワケ

これは、友人Aが話してくれたことです。ある日、Aの長男の初節句のお祝いで、両親・義両親がA宅に集まりますが、何やら少し機嫌が悪い様子の母。お開き後の発言で理由が判明したのですが……。

 

楽しいお祝いの席を愚痴る母

友人Aは、3年前に第1子である長男を出産しました。長男が生後1カ月になってすぐ、Aの両親と義両親を招いて初節句のお祝いをすることに。まだ小さな長男の負担になることを考え、また、慣れている場所で料理を手作りしたいというAの思いから、会場は自宅に決めました。

 

当日は少し早く着いた母に手伝ってもらいながら料理を進めたのですが、このとき、Aは母が少し怒っているように感じたそう。しかし、長男をあやしながら、準備に追われていてそこまで気が回りませんでした。準備が一段落して安心したころに、義両親が手土産を持って到着。A夫婦・両親・義両親とみんなで長男のお祝いをして、長居はAの負担になるからと、義両親は日が暮れる前に帰宅。その程よい距離感で接してくれる様子に、Aは感謝しきりでした。

 

しかし、片づけをするAに母がかけたのは「内孫なのになんであちらのご両親は、お客さんヅラなの?」という言葉。母は、「招待される立場なはずなのに、おもてなしの準備を自分だけがしている」ということに納得できなかったのです。Aが「今どき内孫とか気にしている人は少ないと思うよ。長男がまだ小さいことにもすごく気づかってくれて、ありがたかったよ」と伝えるも、納得のいかない表情の母。それからことあるごとに「跡取りである内孫のお祝いなら、向こうの親が仕切るべきだったと思うわよ」「お祝い金だけ包んで、座って食べて帰るだけなんて、嫁の実家を軽んじている」と、その日のことを掘り返しては不満が止まらない母に呆れて、Aは実家を避けるようになっていました。

 

それから、2年後にAは長女を出産し、生後5カ月で再び初節句のお祝いをすることに。そのときなぜか義両親はお店での開催を強くすすめたそう。疑問に思ったAが夫に尋ねると、「長男のとき、Aのお母さんがいろいろ言ってたのが聞こえたんだ」と言うのです。実はあのときの会話が夫に聞こえてしまっていたため、夫は今回、義実家側でいろいろお世話をしたいと気づかってくれていたのでした。自分の母親の失礼な発言が知られていた恥ずかしさと、それを知ったうえで角を立てず「配慮」という形で返してくれた義両親の懐の深さに、Aは言葉を失いました。

 

Aはこの真実を、お祝いの日が決まったタイミングで母にそのまま伝えました。「実はあのときの不満、夫に聞こえてたみたい。義両親もそれを知って、『お母様にばかり苦労をかけて申し訳なかった。今回はお母様もゆっくりしてもらえるように、私たちが全部段取りしたい』って言ってるよ」と話すと、母は青ざめて絶句。自分の陰口が筒抜けだった恥ずかしさと、それに対して怒るどころか「自分をラクにさせたい」という配慮で返してきた義両親の器の大きさを突きつけられたのです。

 

当日、お店に現れた母は、あんなに威勢のよかった「内孫・外孫」論はどこへやら、終始バツが悪そうに縮こまっていました。しかし、義両親は最後までAの母を責めるような態度は一切見せません。そして「前回はお言葉に甘えすぎてしまって。今日は一緒にお祝いを楽しみましょう」と、笑顔でAの母を「お客様」として温かく迎え入れたのです。

 

さらに、食事代もすべて義両親がスマートに支払い済みでした。母は帰り際、小さくなって「今日はありがとうございました……」と、これまでにないほど殊勝な態度で頭を下げていました。それ以来、Aの母が「内孫・外孫」という言葉を口にすることは二度となかったそうです。

 

相手の非を責めることよりも、全員が心地よく過ごせる場を作ることを優先したAの義両親。 そんな風にいつでも相手のプライドを傷つけない配慮ができる人こそが、結果として相手の心をも動かす、真にすてきな大人なのかもしれないと感じました。静かで気品あるやさしさを、私もこれからの人生で意識してすごしていこうと思います。

 

◇ ◇ ◇

 

実母は身内ということもあり、頼りやすくつい手伝いをお願いし、そのまま任せてしまうことも珍しくないですよね。ただ、お母様にとっては「本来、おもてなしされる側」という意識があったことで、不満が生まれてしまったのかもしれません。

 

両家のどちらかに負担が偏らないよう、できる限り自分たちで準備を進めることや、事前に「手伝ってもらう範囲」や「役割分担」を明確にしておくと、そうした不満を減らせるかもしれません。お祝いの場をともに楽しむためにも、誰かが負担を抱えすぎないよう意識することで、きっとみんなが気持ちよく過ごせる時間がつくれるはずです。
 

 

著者:村上もも/30代・ライター。繊細な6歳の長女と陽気な4歳の長男、甘えん坊な1歳の次男の育児に奮闘中の3児ママ。アクティブに遊ぶのも好きだが、ひとりの時間は必須。実父母と敷地内同居中。
 

作画:Pappayappa

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)

 

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