義実家の焼肉スタイルに驚いた話
結婚してから、ちょっとしたところで義実家とのルールやマナーなどの違いを感じる場面があります。そのほとんどは些細なことなのですが、時々「あれ?」と戸惑うこともあるのです。
結婚して初めての年末年始、義実家に泊まりに行った時のことでした。家族みんなで焼肉食べ放題のお店に出かけることになり、義妹が次々とお肉を注文してくれました。
「たくさん食べてね」という気持ちが伝わってくる、ありがたい歓迎です。
ところが、焼き方が私の想像とは違っていました。義妹が手際よくお肉を焼いてくれるのですが、焼き上がったお肉は全部ひとつの大皿にまとめて乗せられていくのです。カルビもロースもタン塩も、種類を問わずどんどん積み重なっていきます。
私たちはその大皿から好きなものを取って食べるシステムだったのですが、上から順に食べるので、下の方には最初に焼かれたお肉がどんどん溜まっていきます。しかも山のようになっているので、どれが何のお肉なのかも正直よくわかりません。実家では自分の食べたいお肉を自分で焼いて食べるスタイルだったので、この光景には少し驚いてしまいました。
「せめて自分の分は自分で焼こう」と思い、私もトングに手を伸ばしました。すると義妹から「大丈夫だから食べてね!」と明るく声をかけられ、トングを持つタイミングを逃してしまったのです。お義母さんも「ゆっくり食べててね」と笑顔で言ってくれました。親切にしてもらっているのはよくわかるのに、どう振る舞えばいいのかわからず、私はただひたすら出されたお肉を食べ続けることになりました。
後日、この話を友人にしてみました。「うちの実家とは全然違ってびっくりしちゃった」と伝えたところ、友人は少し笑いながら「焼肉に関しては、そういう家族もいるみたいだよ。こんな食べ方もあるんだなって思うしかないよね」と言ってくれたのです。
その言葉を聞いて、なんだか少し気持ちが軽くなりました。私の実家のやり方が「普通」なのではなく、ただ「うちの家はそうだった」というだけの話なのだと、改めて気づいたのです。
あれ以来、義実家と焼肉に行く機会はまだありません。でも、もし次に行くことがあれば、今度は驚きすぎず、「こういう食べ方もあるんだな」と思いながら参加できたらいいなと思っています。できれば、自分の分を少しだけ自分で焼くチャンスも見つけたいです。
結婚するということは、自分の知らないルールがたくさんある場所に足を踏み入れることでもあるのだなと、あの日の大皿を思い出すたびに感じます。戸惑うこともあるけれど、それも含めて少しずつ慣れていくのが、夫婦としてのこれからなのかもしれません。
著者:木下真由美/30代女性/夫婦2人暮らし。おうちが大好きな多趣味系女子。妊娠中
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
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