電車の中で言われたひどい言葉
年配の男性に「妊婦なら家にいればいいのに」と嫌味を言われたことがありました。驚きと悔しさで言い返せずにいると、向かいに座っていた中年の女性がすぐに立ち上がり、「妊娠していたって、移動が必要なときはありますよ。あなたがそんなことを言う資格はありません」とビシッと一喝してくれました。
男性はバツが悪そうに黙り込んでいましたが、私はその女性の言葉にとても救われ、涙が出そうになりました。
妊娠中は身体的にも精神的にも不安定になりやすく、見知らぬ場所で浴びせられる無神経な言葉に、気持ちが折れそうになることもあります。そんなとき、見ず知らずの第三者が味方になってくれることで、社会のやさしさを感じることができました。あのとき助けてくれた女性には感謝してもしきれません。
あの出来事のあと、私は人の言葉に過敏になっていた自分に気づきましたが、同時に、あの女性のように困っている人を支えられる存在になりたいという思いも芽生えました。以来、困っている人を見かけたら声をかけるように心がけています。あのやさしさは今も私の支えです。
著者:山田美樹/30代女性/最近マイホームを建てた2人の子供を育てるアラサーママ。趣味はお菓子作り。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています