17歳年上の男性からのデートの誘い
当時20代前半だった私は、社会人フットサルチームで知り合った17歳年上の男性から食事に誘われました。
これまで同世代の人としか付き合ったことがなかった私にとって、彼の落ち着いた雰囲気はどこか新鮮でした。恋愛対象としてはっきり意識していたわけではないものの、「素敵な人だな」と感じていたのは事実です。
周囲からも「一度くらい行ってみたら?」と勧められ、軽い気持ちで応じることにしました。事前に好きな食べ物を聞かれ、「いいお店知ってるから、楽しみにしててね」と彼。どんなお店に連れて行ってくれるのか、自然と期待が高まっていきました。
1軒目は大衆酒場、楽しい時間だったけれど…
デート当日、彼が連れて行ってくれたのは、大衆居酒屋でした。
暖簾をくぐると、にぎやかな店内に、焼き物のにおい。思わず「初デートでここなんだ…」と、やや戸惑ってしまいました。落ち着いたお店を想像していた分、意外だったのです。ただ、料理はどれもおいしく、気取らない雰囲気で会話も弾みました。
楽しい時間を過ごし、お会計のタイミングに。彼がさっと支払いを済ませてくれたので、「私も払います」と伝えると、彼は笑顔でこう言いました。
「じゃあ次はお願いね」
その言葉に違和感はなく、「次も一緒に行けるんだ」と、むしろ少しうれしく感じたのを覚えています。
連れて行かれたのはまさかの高級バーで!?
そのまま2軒目へ向かい、彼が案内してくれたのは、落ち着いた雰囲気のオーセンティックバーでした。
「やっぱりこういうお店に来るんだ」と思ったのも束の間、メニューを見て思わず手が止まりました。ドリンクは一杯2000円前後と、当時の私にとっては気軽に頼める金額ではなかったのです。
「ここでご馳走する流れなんだよね……」と戸惑いながらも、雰囲気を壊すのが気まずく、そのまま注文することに。
もしかすると彼にとっては、このくらいのお店は特別ではなく、「次はお願いね」という言葉も軽い気持ちだったのかもしれません。ただ、当時の私にとっては負担に感じる金額でした。
そしてお会計のとき。彼は自然な流れで伝票を私のほうへ差し出しました。結果的に1軒目よりも高い金額を支払うことになりましたが、彼からフォローの言葉はなく、そのまま解散することになりました。
彼にとっては気軽なお店でも、私にとっては背伸びした場所。そのズレ自体は、決して悪いことではないと思います。でも、その違いを無理に合わせたり、言えずに飲み込んだりしてしまう関係は、どこかで苦しくなってしまうものです。
年齢差に関係なく、お互いが無理をせず、気持ちを素直に伝え合えること。それが、心地よい関係を築くために大切なのだと気づかされた出来事でした。
著者:岡田圭/30代女性・新卒で編集プロダクションに入社後、女性誌やウェブを中心に恋愛や人間関係などのテーマで数多くコラムを執筆。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)
※AI生成画像を使用しています
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