窓越しの視線
私は以前、毎日電車に乗って通勤していました。その日は生理2日目で、一番経血が多い日。体が重く、生理痛もあり鎮痛薬を飲んで仕事をしていました。
仕事帰り、電車に乗っていると、ドアの窓越しに、私の後ろで席に座っている中年の男性からの視線を感じたのです。しかも下半身のほうをジロジロと……。気が付かないふりをしてそのまま立っていましたが、しばらくしてまたチラッとドアの窓越しに見ると、まだその人はこちらを見ていました。
確実に知り合いではありません。そして、イヤホンなど音が出るものを持っているわけでもなく、迷惑はかけていないはず。まさか痴漢!? 狙われている!? と私は恐怖を感じました。
降りる駅に到着し、私は急ぎ足で階段や改札を通り抜けました。あのおじさんは同じ駅では降りてはいないようで、ひと安心。
しかし安心したのも束の間、家に帰り、私はトイレの中で「えー! なんで!?」と叫んでしまいました。
ナプキンがずれて経血が漏れ、スカートまで染みていたのです。その日に限って薄い水色のスカートをはいていたので、経血の赤い色がとても目立っていました。あのおじさんはそれでこちらを見ていたのか、と私はそのとき気づき、恥ずかしくて仕方ありませんでした。
◇ ◇ ◇ ◇
どの時点から経血が漏れていたのかわかりませんが、スカートが汚れたまま電車に乗り、家まで歩いていたのかと思うと、どうして退勤際にトイレに寄らなかったのか、どうして帰るまで気が付かなかったのかと恥ずかしくて泣きたくなりました。しかも、時間が経ってしまったためか、経血はなかなか落ちず……。生理中は、薄い色のボトムスは避けるよう心に決めました。
著者:斉藤ひかり
イラスト:おんたま
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
続いてのお話は、職場で同僚と話をしているときに違和感を覚えたところ……?
「何かあったの?」同僚がどこかぎこちない。不思議に思っていたら…!?

同僚の視線で気が付いた大洪水!
当時、デスクワークをしていた私。その日は嵐のように電話が鳴り続ける超多忙な日でした。私は生理中でしたが、デスクから動けない状態が2時間ほど続き……。ようやく落ち着いたと思ったときに、股のあたりが湿ったような感覚がありました。
ただ、私はこの小さな異変を「今日生理だけど、初日だし、少し下着が濡れたくらいで大きなことにはならないでしょ」と、軽く考えてしまったのです。
忙しいまま、午前の業務が終了しようとしているとき、同僚が私への問い合わせメモを渡しにやってきたのですが……なんとなく、同僚の表情が硬かったのです。
とはいえ、それも小さな違和感。それほど大きく考えることなく、メモに視線を向けたとき……メモ越しに、私のパンツが真っ赤な大洪水で汚れているのが目に飛び込んできて、頭が真っ白になりました。
慌てた私は、デスクに常備していたひざ掛けを腰に巻き、会社からも最寄りの某大手衣料品店へ。お店へ向かっている間も、ずっと落ち着かない気持ちでした。店舗に駆け込んだ私は、着ていたのと同じような淡い色のパンツと下着を購入し、トイレへ一目散。確認すると、セットしたはずのナプキンが半分折れ曲がって装着されていました。これでは経血を吸収できるはずもありませんでした…。
◇ ◇ ◇ ◇
その後、周りの同僚たちに「気が付いてた?」と聞いて回るわけにもいかず、今でも恥ずかしくモヤモヤしています。この失敗以来、ナプキン装着時はヨレや折れ曲がりには絶対注意するようになりました。
著者:黒木あこ
イラスト:すうみ
今回は「経血漏れに気が付かずに見られていたエピソード」を紹介しました。経血漏れを経験したことのある女性は多いのではないでしょうか。周囲の不自然な視線や反応で、ようやく「漏れていた…!」と気が付いたときは恥ずかしいですよね。生理期間中に視線を感じたときには、そのままにせず、経血漏れをしていないかの確認をしてみると早めに気が付けるかもしれません。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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