無断での散財を繰り返す夫と、夫を擁護する義母
結婚当初から、夫は私に相談もなく万単位の買い物を繰り返していました。「何に使ったの?」と聞いても、はぐらかされるばかり。何度も話し合いを重ねましたが、夫は問題の深刻さを理解している様子はありませんでした。
それでも私は、「自分がやりくりを頑張ればいい」「険悪な空気になるくらいなら我慢しよう」と、怒りを飲み込んでやり過ごしてきました。思い切って義母に相談したこともありましたが、返ってきたのは「仕事のストレスがあるんじゃない?」と夫を擁護する言葉。
むしろ私が責められる始末で、「相談しなければよかった」と後悔しました。それ以来、「誰に話しても無意味だ」と感じ、一層不満をひとりで抱え込むようになっていきました。
ついに伝えた10年分の思い「離婚したい」
子どもが大きくなり、出費が増えていく一方で、夫は相変わらず無断の散財を続ける日々。家事や育児にも協力的じゃない夫に対し「このまま一緒にいる意味はあるのか」「子どもにとっても良くないのではないか」と真剣に考えるようになりました。そして、ついに夫にこう伝えました。
「何度話し合ってもお金の使い方が直らないなら、もう一緒にはやっていけない。離婚したい」
すると夫は、驚いた様子で「えっ、そんなことで?」と一言。その言葉に、これまで積み重ねてきた思いが一気にあふれ出しました。お金の問題だけでなく、家事や育児をすべて任されていること、義母とのやり取りで傷ついたこと、10年分の不満と怒りをすべてぶつけました。
その後、事情を知らなかった自分の両親にも話すと、「いつでも帰っておいで」と温かく迎えてくれました。その言葉に、どれほど救われたかわかりません。
本気を感じた夫と、その後の変化
両親も交えて話しをしたことで、私が本気で家を出ようとしていると気づいたのか、夫も焦りを見せるようになりました。はっきりとした謝罪はなかったものの、「離婚だけはしたくない」「考え直してほしい」と引き止めてきました。
子どものことも考え、最終的に、私はもう一度だけ様子を見ることにしました。ただ、以前の私とは違います。今回の出来事を通して、「自分の気持ちを大切にしていい」「もっと意見を伝えていい」と気づくことができたのです。言いたいことをすべて伝えたことで、心も軽くなりました。
それ以降、日々の不満や意見をはっきり伝えるようになりましたが、夫は以前のように言い返すことはなく、きちんと話を聞くようになりました。はっきりとした謝罪こそありませんでしたが、その後の夫の行動は少しずつ変わりました。大きな買い物をするときは事前に相談し、家計についても一緒に確認するようになったのです。ようやく危機感を持ってくれたのだと感じました。
夫の顔色をうかがい、我慢ばかりしていた自分とは決別し、今は自分の感情を大切にできています。「もっと早く、自分を大事にすればよかった」今はそう心から感じています。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
夫婦関係では、波風を立てないために一方が我慢を重ねてしまうケースは少なくありません。しかし、不満を抱えたままでは、相手に問題の深刻さが伝わらず、状況が悪化することもあります。
自分の気持ちを言葉にして伝えること、そして「ここからは無理」と境界線を引くことは、関係を見直すための大切な一歩です。相手に合わせる前に、まずは自分の気持ちを大切にすること。それが、長い結婚生活を続けていくための大切な鍵になるのかもしれません。
著者:佐藤美織/30代女性/4歳・中1・高1の3人の子どもを育てる母。スーパーのパート勤務。毎日ダイエット中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
※AI生成画像を使用しています
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