結婚5年目での決意
ある土曜日の夜、私が夕食後の片づけと翌日の保育園の準備に追われている横で、夫はビールを片手に動画を見ていました。私が「少しは助けてほしい」と伝えると、夫は「先週ゴミ出しをしたし、俺はかなり手伝っている方だ」と悪びれずに言い放ったのです。
その瞬間、私の心の中で積み上げてきた何かが音を立てて崩れました。夫にとって家事育児は「手伝うもの」であり、自分ごとではないのだと、結婚5年目にしてようやく理解しました。
私はその場で手を止め、静かに「今日でもう終わりにしよう。離婚してほしい」と切り出しました。夫は冗談だと思ったのか最初は鼻で笑っていましたが、私がその場ですぐに荷造りを始め、翌朝には実家に連絡を入れて家を出て行く様子を見て、ようやく事の重大さに気づき、顔を真っ青にしていました。
離婚を切り出したあとは、夫からの謝罪や引き止めもありましたが、一度切れた糸は戻りませんでした。淡々と公正証書の作成を進め、数カ月後には別居、そして離婚が成立しました。
この経験から学んだのは、不満を溜め込みすぎず、早い段階で「責任の共有」を明確にすべきだったということです。しかし、あのまま我慢を続けず、自分の人生を取り戻す決断をしたことに、今は少しの後悔もありません。
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家事や育児はどちらか一方が抱えるものではなく、夫婦二人で協力してこなしていけると良いですよね。しかし、そう思っている中で「手伝う」という意識で向き合われると、不公平感や孤独感が募ってしまうこともあると思います。
そうした不公平な状況が続けば、相手に対する信頼の気持ちが少しずつ薄れてしまうのも無理のないことです。忙しい毎日の中でお互いを思いやる余裕を失い、自分だけが負担を抱えている感覚が強くなると、次第に「この生活を続けていけるのだろうか」と悩むようになってしまいますよね。
離婚という選択をされたことは、そうした状況の中で「これ以上自分を犠牲にしない」という大切な一歩だったのだと思います。自分自身を見つめ直し、違う人生を歩むことで、新しい幸せを手に入れる道が開けることもありますよね。自分の人生を大切にするための選択をされたことは、本当に勇気のある決断だったと思います。その一歩があったからこそ、新たな道が切り開かれ、心に余裕を持ちながら前向きに生きられる今があるのではないでしょうか。
無理をして我慢を重ねることだけが正解ではなく、自分の幸せを見つめて新しい道を選ぶことも、人生においてとても大切な選択肢だと思います。お互いを尊重し合いながら支え合う関係が理想ではありますが、それが難しいと感じたときには、無理をせず自分の人生を見つめ直すための決断も必要なのかもしれませんね。
著者:佐藤 佳奈/30代女性・会社員
5歳の娘を育てるシングルマザー。平日はフルタイムで働き、週末は娘と公園巡りを楽しむのが日課。離婚を機に「自分の足で立つ」ことの大切さを実感し、現在は前向きに自立した生活を送っている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
※AI生成画像を使用しています
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