ルールは「1プレイ交代」。並んで待つことに
そのゲーム機は「後ろに人が並んだら1プレイで交代」という順番待ちのルールがありました。私たちは「順番が来るまで待っていようね」と子どもに声をかけ、次にプレイする意思表示として、男性の後ろに並んで待つことにしました。
ところが、なかなか男性は順番を代わろうとしません。とはいえ、アーケードゲームの中には、連続で遊ぶ仕様のものや、キリの良いところまで終われないタイミングもあるかと思います。そのため、「すぐに終われない事情があるのかもしれないな」と思い、しばらくは様子を見て気長に待つことにしました。
しかし、10分、15分と経っても一向にその男性のプレイが終わる気配がありません。それどころか、プレイが一区切りした後、こちらを振り返って私たちを見たかと思うと、そのまま当然のようにお金を追加し、次のプレイを連続で始めてしまったのです。
勇気を出して声をかけると…まさかのリアクション!
私たちが待ち始めてから、すでに20分ほどが経過していました。そもそも順番交代のルールがある台のため、これ以上は待てないと判断し、私は思い切って男性に声をかけることにしました。
「あのう、すみません。1プレイ交代のルールのようですので、次代わっていただけませんか?」
なるべく角が立たないように声をかけたのですが、男性はこちらを振り返るなり「チッ」と音を立てて舌打ちをしたのです。そして無言のまま、イライラした様子で荷物を片付け、その場を去っていきました。
譲ってくれたとはいえ、あまりにも大人げない態度に私は呆然としてしまいました。すぐに代わってくれなかったこと以上に、ルールを守るようお願いされたときの不機嫌なリアクションに、ただただ呆れてしまったのです。
しかし、その直後にちょっとした出来事がありました。ようやく席に座れた息子が100円を入れてゲームをスタートさせた瞬間、なんとゲーム機からピカピカと光るレアカードが排出されたのです。
「やったー!」と大喜びする息子の声に反応したのか、少し離れた両替機の前にいたあの男性がこちらを振り返りました。そして、息子が手にしているレアカードを見るなり、驚いたような、悔しいような表情を見せたのです。どうやら、彼が何十分も連続プレイをして狙っていたカードだったようでした。
舌打ちをしてまで独占していた台で、代わった直後の子どもにあっさりレアカードを引かれた男性は、なんとも言えないバツの悪そうな顔をして、足早に店を出て行きました。
大人がゲームセンターで夢中になって遊ぶこと自体は、決して悪いことではありません。しかし、そこは公共の場です。「後ろに待っている人がいたら交代する」という最低限のルールや、声をかけられたときのコミュニケーションすら取れない大人がいることに、残念な気持ちになりました。
子どもには「自分が遊ぶときは、ルールを守って周りの人への思いやりを持てる人になろうね」と伝え、あのような態度を反面教師にしていこうと心に誓った出来事です。
著者:鈴木陽子/40代女性/4歳の息子を育てる母。夫と子どもの3人家族。保育士。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
※AI生成画像を使用しています
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