約束してきた結婚記念日
私は夫と2人暮らしです。子宝には恵まれませんでしたが、夫婦仲はよく、穏やかで充実した日々を送っていました。
結婚記念日は、お互いに休みを取り一緒に過ごすと決めていて、毎年どこかへ出かけるのが恒例でした。特別なことをするわけではなくても、その時間そのものが大切でした。
5年目に届いたキャンセルのメール
5年目の結婚記念日も、有給休暇を取り、夜はディナーに行く約束をしていました。私は朝から美容院へ行き、少し背伸びをした装いでその日を迎えるつもりでいました。
すると、夫から簡素なメッセージが届きました。
「ごめん。今日行けない。大学時代の友だちに誘われてしまって」
私は楽しみにしていた分だけ、胸の奥が冷えていくのを感じました。「記念日の約束よりも、急に誘われた友人を優先された」という事実に、私は言葉を失うしかありませんでした。
期待しないという選択
その出来事を境に、結婚記念日を一緒に過ごすことはなくなりました。結婚記念日を特別に思う気持ちも薄れ、以前のような高揚感はなくなりました。夫に向けていた思いも、どこか静かに冷めていったように感じています。
まとめ
結婚記念日というイベントがなくなったことで、寂しさを感じることはあります。けれど、感情の起伏が小さくなり、深く傷つくことは減りました。つらいと感じる瞬間もありますが、心が揺れすぎない分、ラクだと思えることもあります。これからはできる範囲で向き合いながら、穏やかな距離感を保っていきたいと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:園田佳代/20代女性・主婦
イラスト:ゆる山まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
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