いつものように「ちょうだい」と言うママ友
その日も、私や他のママたちが自分の子どもたちにおやつを配り始めると、Aさんはいつものように、声をかけてきました。
「あ、それおいしそう! うちの子にも少しもらっていい?」
「またか……」と内心思いつつも、今後の付き合いを考えると波風は立てたくありません。周りのママたちも顔を見合わせながら、渋々お菓子をわけようとした、そのときでした。
グループの中にいた別のママ友が、静かに口を開きました。怒るわけでも嫌味を言うわけでもなく、落ち着いたトーンでこう言ったのです。
「娘のために」感心したママ友の伝え方
「Aさん、もしかして毎回おやつ忘れちゃう? 娘ちゃん、いつもお友だちからお菓子をもらってばかりで、見ていてちょっと可哀想になっちゃって」
一瞬、その場が静まり返りました。そのママ友はさらに、笑顔のままこう続けました。
「たまには、娘ちゃんが一番好きなものをAさんが選んで持ってきてあげなよ。そのほうが、絶対喜ぶよ!」
決して怒るわけでも嫌味な口調でもない、「子どものことを心配している」という完璧な正論。これにはさすがのAさんも図星を突かれ、逃げ道がなくなったのか「え……あ、うん、そうだね……」と顔を赤くして言葉を濁していました。
周りのママたちはその場で深くは頷きませんでしたが、今まで誰も言えなかったモヤモヤを、見事なまでに代弁してくれたママ友に、内心スタンディングオベーションを送っていました。それ以降、Aさんはバツが悪かったのか、少しずつですが自分でもおやつを持参するようになりました。
今回の出来事を通して、誰かがきちんと伝えることの大切さを実感しました。波風を立てまいと我慢し続けるよりも、言葉にして伝えることで相手が自分の行動に気づき、関係が改善することもあるのかもしれません。
これからは、モヤモヤしたときはひとりで溜め込まず、相手への伝え方を工夫しながら、しっかり自分の意見を言えるようになりたいと学んだ出来事でした。
著者:高島 優香/30代女性/1歳の女の子を育てる会社員。現在は時短勤務をしながら、仕事と育児の両立に奮闘中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
※AI生成画像を使用しています
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