良かれと思って送った寝顔の写真
娘が生まれてからは義母からのLINEが増え、私は義母が気を悪くしないようにと、いつも丁寧な返信を心がけていました。義母はとても心配性な人で、私が「娘の便が4日くらい出ていない」と伝えると、率先して病院へ一緒に行ってくれるなど、常に気を配ってくれていたのです。
ある日、私は義母に喜んでもらおうと「お昼寝中です。今ようやく寝ました」という言葉を添えて、娘の寝顔の写真をLINEで送りました。すると、義母からは「ありがとう」とだけ、絵文字もない短い返信が返ってきたのです。
その日は午後から義母が遊びに来る予定だったのですが、直前になって「やっぱり今日はやめておくわ」という連絡が。
そのときはそれほど気にしていなかったのですが、夜になって、仕事から帰ってきた夫が「さっき母さんから電話があったよ」と言い出しました。
そんなつもりじゃなかったのに…
義母の話では、「会いに行こうとしていた矢先に『ようやく寝た』と言われたので、まるで『来るな』と拒絶されたような気分になって悲しかった」とのことでした。
「そんなつもりで送ったわけじゃなかったのに……」とショックを受けた私。しかし、たしかに言われてみれば、そのように受け取れてしまう言い方だったかもしれないと反省しました。
夫は私の性格をよく理解してくれているため、「悪気はなくて、ただ寝顔を見せたかっただけだと思うよ」と義母にフォローを入れてくれていたようです。ただ、夫からは「母さんは勘違いしやすいから、これからは、子どもが寝ているというLINEをわざわざ送るのはやめたほうがいいかもしれないね」と言われました。
私はこの一件を通して、「これからはもっと相手の気持ちを考えて言葉を選ぼう」と深く思いました。
翌日、私は電話で義母に素直に謝罪しました。すると義母は明るい声で「寝顔もまた直接見に行かせてね」と言って、快く許してくれたのでした。
今回のことで、自分にその意図がなくても「相手にとっては嫌みや遠回しの拒否」と受け取られてしまうことがあるのだと、改めて深く考えさせられる出来事となりました。幸い、義母とはこの一件以来も、特に仲が悪くなったわけではありません。
ただ、義母とのやり取りにおいては、LINEの文章よりも電話で直接話すほうが誤解を招かずスムーズにいくと感じるようになりました。そのため、現在ではLINEではニュアンスが伝わりにくいと感じることは、電話で直接伝えるようにしています。
著者:小林まみ/40代女性。2015年生まれの娘と2017年生まれの長男、2019年生まれの次男と夫の5人暮らし。歯科衛生士の勤務経験あり。出産を機に退職し、専業主婦として過ごしている。趣味はお菓子作り。消極的な性格なのでママ友がいない。しかし、子どもがいるため今のところそれほどさみしくない。
イラスト:ななぎ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)