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「仕事が休めない」旅行を断られ続けて6年。期待するのをやめた私が夫に告げたひと言

長く連れ添った夫婦間でも起こる価値観のズレ。パートナーの思わぬ言動に、戸惑うことも少なくないのではないでしょうか。しかし、その“違い”こそが、2人の関係性を深めるきっかけになることも……。本記事では、価値観の違いを乗り越えた3組の夫婦のエピソードを紹介します。

 

夫を待つことをやめて見えた景色

夫婦の価値観 イメージイラスト

 

旅行が好きな私は、夫を誘いますが、断られてばかり。そんなやりとりを続けるうちに、気付けばもんもんとした日々を過ごしていました。でも、ある日ふと考え方を変えたことで、私の中に小さな変化が生まれたのです。

 

夫が「仕事を辞める」と言い続けて、もう6年になります。私は旅行が好きで、時々「一緒に行かない?」と誘っていましたが、返ってくるのはいつも「仕事が休めない」のひと言でした。

 

2回ほど誘った後、「夫が働いてくれている間に、私がひとりで行けばいいのでは?」と考えるようになりました。そう思えた瞬間、心の中のモヤモヤが少し軽くなりました。それからは「じゃあ、行ってくるね」と笑って1人旅に出るようになり、友だちと出かける機会も増えていきました。

 

初めは、夫が頑張って働いてくれているのに、私ひとりだけ旅行に行って楽しむのは悪いなと思っていました。でも、考え方を少し変えるだけで、外に出る時間が増え、気持ちにも少し余裕が生まれました。

 

◇◇◇◇◇

 

夫を思う気持ちは今も変わりません。けれど、年齢を重ねた今、若いころのように夫を待ってばかりではいられないと思うようになりました。「自分の時間を生きる」ことを少し意識するようになってから、夫との関係も穏やかなまま、私自身の心に余裕が生まれ、毎日の景色が少し明るく見えるようになった気がします。

 

著者:今村裕子/60代女性・パート

イラスト:アゲちゃん

 

仕事と家事をこなす私

夫婦の価値観 イメージイラスト

 

私は朝5時に起きて、夫と私の2人分の朝食とお弁当を作ります。6時半に夫を送り出したらキッチンの後片付けをして、8時に家を出ます。17時半に仕事が終わり帰宅すると、すぐに夕飯の支度に取りかかります。洗濯は水・土曜日に、掃除は週末に済ませていました。私は大変な仕事をしていたわけではありませんが、仕事と家事の両方をこなしていたので、疲れはたまっていきました。

 

夫はとてもやさしい人で、家事にも協力的でした。私を気づかって、風呂掃除やごみ捨てなどを手伝ってくれました。しかし、私が「今日は疲れたから仕事を休みたい」というと、「僕は仕事に行くのに、どうしてあなたは休むの?」と怒るのです。私は「少しくらい休んでも支障はないのに」と思ったのですが、これ以上怒らせると喧嘩になってしまうと思い、ぐっとこらえました。

 

結婚して1年後、夫は自営業を辞めて、会社員になりました。会社員になった夫は、有給や半休を取り、たまに仕事を休むようになりました。夫は1年前のことを振り返ると、「あのときは仕事が大変で休めなかったから、あなたの気持ちを理解してあげられなくてごめんね」と謝ってくれました。

 

◇◇◇◇◇

 

夫の家は仕事に厳しく、そのせいで夫は「休むのは悪」という考えを持ってしまったのかもしれません。私は父から「疲れたら休みなさい」と言われてきたので、考え方に違いがあったようです。夫に怒られたときに向き合っていれば、もっと早く解決できたかもしれません。この一件で、話し合うことの大切さを痛感しました。

 

著者:美咲一花/40代女性・派遣社員

 

 

「売ってもいい?」夫から衝撃的なひと言が!

夫婦の価値観 イメージイラスト

 

結婚して2年目の私たち夫婦は、結婚前から記念日や誕生日にはお互いにプレゼントを渡し合っていました。夫からプレゼントをもらったときは、とてもうれしかったし、ずっと大切にしようと思っています。

 

夏から冬の衣替えをしていたある日、夫の口から「このダウン売ってもいい?」と衝撃的な言葉をかけられました。

 

それは、2年前に私が夫にプレゼントしたブランド物のダウン。私が「えっ! なんで? 」と聞くと、夫は「新しいものが欲しいから、使わないものは売ってお金にしたほうが良い」と答えました。

 

その言葉にショックを受けた私は、「使わないものを売ってお金にすることは理解できるけど、人からもらったものを売るのは不誠実なんじゃない? 」と夫に言いました。しかし夫は反対に、「君が言っていることは合理的じゃない」と、私を説得し始めたのです。

 

プレゼントを見直して

今まで一生懸命選んでプレゼントしたものでさえ、夫にとっては特別なものではなかったとわかり、私は悲しさといら立ちを覚えました。さらに夫は「僕がプレゼントした時計も使ってないなら売ったほうが良いよ」と本当に悪気のない様子で言ってきたのです。

 

数日モヤモヤしていた私が思いついたのが、これからの記念日や誕生日には、普段行かない少し高級な食事や旅行をプレゼントすることでした。

 

私は夫に「もらったものに対する価値観が違うから、これからはプレゼントの形式を変える。売りたいと思っているのに強制的に持っておかせるのも嫌だから、今までのものは売ってもいいよ」と伝えたのです。

 

すると夫も「お互いが楽しめて後々どちらかがモヤモヤすることもないから、それには賛成」とのこと。さらに「嫌な思いをさせてしまってごめん」と謝ってくれたのです。

 

◇◇◇◇◇

 

夫の誕生日や2人の記念日には食事や旅行を楽しむように。私の誕生日には、欲しいものや夫が選んでくれたものをプレゼントしてくれているので、今まで通りすべて大切にしています。

 

著者:木原みさ/30代女性・2人の子どもがいるママライター。たくさんの体験談を分かりやすく紹介することで世の中の女性の役に立ちたいと思っています。

イラスト:さくら

 

まとめ

体験談から伝わってくるのは、相手の価値観をすべて自分に無理に合わせる必要はないということです。それは自分の意見を押し通すことではなく、今の2人の距離感で「心地よい形」を模索すること。

 

相手を変えようとするのではなく、自分の受け止め方を変えたり、プレゼントの形式を見直したり……。そうした柔軟な「落としどころ」を根気強く見つけていく姿勢が、結果として穏やかな関係を築く鍵になるのかもしれません。違和感を放置せずに向き合ったその積み重ねの先に、新しい絆が育っていくはずです。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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