緊張の顔合わせが、まさかの大宴会に!?
結婚が決まった際、私と夫が最も気がかりだったのが両家顔合わせでした。お互いの両親がどのような雰囲気で集まるのかわからず内心ドキドキしていましたが、私の父と義母がお酒好きということもあり、お酒が楽しめる日本料理店を予約して当日を迎えました。
両家がそろって自己紹介が始まると、和やかに進むかと思いきや、突然義父が「よろしくお願いします!」と大きな声であいさつし、そのまま乾杯のビールを一気に飲み干したのです。
緊張をほぐすためだったのかもしれませんが、これにつられるようにお酒好きな私の父もお酒を注文。父がどんどんグラスを空けていくと、義父も「いいねー!」と負けじと応戦し始めました。
母はタメ口で大爆笑!主役を置き去りにした思い出話
さらに驚いたのは、私の母の反応でした。参加者の中で一番年下にもかかわらず、義両親に対して、突然タメ口で話し始めたのです。
「うちの娘よろしく〜!」
「えー! あの歌、懐かしいよね! 今度カラオケ行こうよ!」
あまりにフレンドリーな振る舞いに私は思わず固まってしまいました。
お酒が進むにつれて両親たちは私たちの結婚話などそっちのけになり、義父と父の共通の趣味であるスキーの話や、昔流行った歌謡曲の話などを繰り広げ、「あのころはよかったよね」と思い出話に夢中になっていきました。
まるで友人同士の飲み会のような盛り上がりの中で、私と夫はただ静かに座っているだけの存在になってしまったのです。
結末はアパートで雑魚寝…でも結果オーライ?
最終的には全員がすっかり酔っ払ってしまい、私たちのアパートで雑魚寝をすることになりました。
自分たちが主催でお会計をする予定だったとはいえ、タクシーの手配から何から、気づけばすっかり“宴会の幹事”のように私たちがバタバタと立ち回る結果に。
「これは本当に顔合わせだったのだろうか」と戸惑いつつも、泥酔している両家の両親の姿に思わず笑ってしまいました。
その後、両親たちは一緒に旅行へ出かけるほど仲良くなり、結果的にはとても良いご縁に恵まれたと感じています。
当日の4人の介抱はなかなか大変でしたが、顔合わせは家族それぞれの個性が表れる貴重な時間です。完璧を求めすぎず、「こういうこともある」と気持ちに余裕を持って臨むことが大切だと実感しました。
著者:御法川 元子/30代女性。2015年生まれの女の子の母。子どもが生後4カ月のころから企業の広報担当として働いているワーキングマザー。パニック障害を患いながらも明るい性格で元気に毎日過ごしている。波瀾万丈な人生だが、明るく楽しくをモットーに! 趣味は音楽鑑賞・カラオケ。
イラスト:森田家
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)