木本家の二男・幹也と結婚した梢は、結婚前、義実家を初訪問したとき、無精ひげに下着姿で現れ、義母に頼りきりの幹也の兄・草一の言動にドン引き。義父や義母はやさしく話しやすいのですが、義兄だけは結婚後もほとんど話すことはありませんでした。
幹也によると、義兄は地元では有名な進学校に通っていたものの、大学生くらいから家にこもるようになり、仕事もせず、「充電期間中」なのだということでした。
その後、梢は幹也と結婚。半年後には妊娠をし、妊娠9カ月を迎えていました。
ある日、近くを通ったからと、梢の家を突然訪ねてきた義母。梢が義母を家に招き入れると、そこには義母だけでなく義兄の姿も。予想外の義兄の登場に、戸惑ってしまいました。
自宅に訪れた義母と義兄















妊娠9カ月になり、頻尿になっていた梢は、義母と義兄と話している間にも、何度もトイレに行くことに。すると、「随分とトイレが近いのね」「わかるわぁ、妊娠後期ですものね」「早く出してらっしゃい」と、義兄がいるにもかかわらず、下半身についての話題をあけすけに話す義母。その言葉を聞いて、梢は恥ずかしくてたまりませんでした。
「お義母さん、そんなこと言わないでよ!」と思う梢でしたが、トイレから出てくると「子どもが生まれたら大変だと思うけど、いつでも私たちを頼ってね」「家族ですもの。助け合っていきましょうね」「まずは自分の体を大事にしてね」と、義母は何かと梢のことを気づかってくれるのです。
梢はそんな義母に「いつまでもいい関係でいたいな…」と思いつつ、2人を見送ったのでした。
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異性の前で、排泄についての話題を振られ、梢はとても恥ずかしかったようですね。
もちろん義母には悪気はなく、「妊娠後期だとそうなるのは当然よね」と共感や心配のつもりで言ったのだと思います。
義母は、経験の積み重ねや年齢のせいもあるのでしょうか。排泄という、人間として当然の営みに対して、誰がいても恥じらうことなく会話にできるようですが、梢はそうではありませんでした。
人によって「恥ずかしい」と感じることは異なり、また年齢や性別、経験が異なると、その尺度も違ってきます。会話でデリケートな話題をするときは、その内容や話す場所、一緒にいる人にも配慮しつつ、相手がこの話題を振られたらどう感じるかを考えるようにしたいものですね。
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音坂ミミコ