「産後のご褒美に」と思い、1年悩んで買った高級化粧水を夫に理不尽に叩き割られてしまったコヨリさん。涙をこらえて破片を片付けていると「どうしてこんな人と結婚してしまったんだろう……」と怒りと悔しさがこみ上げてきます。そんな中、ふと脳裏に浮かんだのは、やさしかった昔の夫、そして……。
いつから変わってしまったのか?















「僕が君を守る」「妊婦さんは座ってて! 僕は立ってるから」そんなやさしかった夫との思い出と対照的に思い出すのは、妊娠後期の出来事でした。強い日差しが降り注ぐ夏の日、重いおなかを抱えてゆっくり歩くコヨリさんに対し、夫の態度は急変します。
必死に歩くコヨリさんに対し、夫は「僕が暑いの嫌いなの知ってるよね?」といら立ちをあらわに。さらに、日傘や荷物を持っていることを理由に「僕ばっかり我慢してる」「想像力を働かせろ」と、身重の妻を責め立てたのです。最後には舌打ちまでし、炎天下の中、コヨリさんを一人置き去りにして帰ってしまったのでした。
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男性にとって、妊娠中の体のつらさを完全に理解するのは難しい部分もあるかもしれません。しかし、だからといって「俺のほうが我慢している」と身重の妻に怒りをぶつけていい理由にはなりませんよね。
こうした言動の背景には、自分の小さな苦労を過大に捉え、「自分こそ被害者だ」と思い込む、モラハラ特有の心理が隠れていることもあります。理不尽に怒られると、つい場を収めたくて「ごめんね」と謝ってしまいがちですが、それを繰り返すうちに、相手のゆがんだ被害者意識を強めてしまうこともあるかもしれません。
また、怒鳴る、威圧する、罪悪感を抱かせるといった行為は、精神的DVにつながる危険性もあります。苦しいと感じたときは、相談窓口(※)に問い合わせるのもひとつの方法です。ひとりで抱え込みすぎず、「つらい」と感じる自分の気持ちを大切にしてくださいね。
※DVの相談窓口
【DV相談プラス】
0120-279-889:24時間、専門の相談員が対応してくれます
【DV相談ナビ】
#8008:お近くの都道府県配偶者暴力相談支援センターにつながります(相談対応の曜日・時間は都道府県によって異なります)
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ますまゆ