花金の合コンで意気投合
これはまだ結婚前、独身だったころの話です。当時の私は、女友だちと一緒に合コンへ参加することがよくありました。
その日の合コンは、いわゆる“当たり”の会。相手グループは明るくて話しやすく、会話も弾んで、あっという間に時間が過ぎていきました。気がつけば、時刻は終電間際です。
「今日は花金だし、明日は休みだよね」
「せっかくだからもう1軒行こうよ!」
そんなふうに盛り上がる中、男性のひとりが「タクシー代は出すから!」と提案してくれました。
私の家までは、タクシーだと1万円ほどかかる距離です。それでも、その場が楽しかったこともあり、「タクシー代を出してくれるなら……」と考え、若気の至りで二次会へ行くことにしました。
二次会へ行ったら…
二次会も盛り上がり、気がつけば始発まで待つには少しつらい時間帯に。みんなそれなりに酔いが回っていたため、タクシーで解散することになりました。
私は、たまたま同じ方面に住んでいる男性と相乗りすることに。ところが、タクシーに乗ってしばらくすると、彼はそのまま眠ってしまったのです。もちろん、まだタクシー代は受け取っていません。
私のほうが先に降りる予定だったため、「このあとどうしたらいいんだろう……」と困ってしまいました。声をかけても熟睡しているようで、起きる気配がありません。
結局、彼の家まで帰れるであろう金額を見越して、私が全額支払うことにしました。最終的に1万円以上かかってしまい、思わぬ出費にかなり落ち込みました。
請求するのも気が引けて
その後、参加者のグループチャットから彼に個別で連絡することもできたため、本来ならタクシー代について話すこともできたと思います。
ただ、わざわざお金の話を切り出すのも気が引けてしまって……。「楽しい合コンだったのに、最後にお金の話で気まずくなるのも嫌だな」と考え、結局そのまま何も言わないことにしました。
合コン自体は華やかで楽しい雰囲気だっただけに、最後の思わぬ出来事で、一気に現実に引き戻されたような気持ちになりました。ちなみに、この合コンでは結局1組もカップルは生まれませんでした。
今となっては笑い話ですが、当時は「この男性たちと次に会うことはないかもしれない」と、少し気持ちが冷めてしまったのも事実です。楽しい場の雰囲気に流されすぎず、帰る手段は自分でもきちんと考えておこうと感じた出来事でした。
著者:岡田圭/30代女性・新卒で編集プロダクションに入社後、女性誌やウェブを中心に恋愛や人間関係などのテーマで数多くコラムを執筆。
イラスト:わかまつまい子
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)
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