サプライズで彼を喜ばせたい
彼と会えない日が続いていた中での土曜日。この日も「残業だから会えない」と言われていたものの、残業続きで疲れているだろうと、彼の好きな料理を作り、彼が住むマンションへ行くことにしました。
サプライズで行ったら喜んでくれるかなと思い、連絡はせず、合鍵を使ってそっと彼の部屋のドアを開けて玄関に足を踏み入れると……。
リビングで目にした光景
玄関には見覚えのない、明らかに女性もののパンプスが置かれていたのです。嫌な予感がしてリビングへ向かうと、そこにはパジャマ姿でくつろぐ彼と、隣で親しげに笑う見知らぬ女性の姿がありました。
2人は私の登場に言葉を失い、静まり返った部屋で、彼が「残業」と言っていたのは嘘だったという事実を、残酷なほどに突きつけられました。あまりのショックに怒りよりも悲しみが勝り、私は持ってきた料理をそのまま玄関に置き、ひと言も発さずにその場を立ち去りました。
その後、彼から何度も謝罪の連絡がきましたが、一度崩れた信頼は二度と戻らないと思っていたため、そのままお別れを告げました。
私は彼のことを信じていたのに、恋人同士の信頼関係はこれほどに脆いのかと突きつけられ、本当に悲しかったです。当時は深く傷つきましたが、嘘をつくような相手と早くに縁が切れて良かったと、別の男性と結婚して家庭を持った今、この出来事は前向きに捉えています。
著者:笠間日和/20代女性・ひとり娘を育てている母親、会社員。趣味はドラマ鑑賞、サイクリング。
イラスト:Ru
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
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