非常識な駐車をした男女が現れると
買い物を終えて、たくさんの荷物を抱えながら駐車場に戻ると、自分の車の運転席側に、隣の車が白線を大幅にはみ出して斜めに停まっていました。空いている隙間はわずか20センチほど。ドアを開けることすらできない状態でした。
その時はまず、どうやって車に乗ればいいのだろうと頭が真っ白になりました。チャイルドシートは運転席側の後部座席に取り付けていたため、ふさがれている側のドアからでないと息子をスムーズに乗せられません。
私の車は駐車場の端に停めており、助手席側は壁に近く、そちらのドアも大きく開けられない状態。さらに運転席側には隣の車が白線を大きくはみ出して停まっていたため、息子をチャイルドシートに乗せるどころか、私自身が車に乗り込むことも難しい状況なのです。たとえ何とか乗り込めたとしても、車を出すときに、運転席側にはみ出して停まっている隣の車にこすってしまわないか不安で、無理に動かす気にはなれませんでした。
しばらく持ち主が戻ってくるのを待ちました。けれども一向に現れず、その間に息子は暑さと空腹で泣き出してしまいます。
仕方なくモールのサービスカウンターへ向かい、車のナンバーを伝えて館内放送で呼び出してもらうことにしました。それから15分ほどして、ようやく現れたのは若いカップルでした。
私の姿を見ても「あ、すみませーん」と軽い調子で言うだけで、申し訳なさそうな様子はありません。彼らが車を動かしてくれるまで、結局30分以上も駐車場で立ち往生することになってしまいました。
その場は車を移動してもらって解決はしたものの、謝罪の言葉に誠意が感じられず、なんともすっきりしない気持ちが残りました。泣いている子どもを抱えて待たされた身としては、もう少し違う一言があってもよかったのではないか、と思ってしまったのです。
この経験から、駐車場で困ったときは、無理に自分だけで解決しようとせず、施設の人に相談することも大切だと感じました。子どもを連れていると焦ってしまいますが、無理に車を動かして相手の車にこすってしまえば、さらに大きなトラブルになってしまいます。
今回、相手の軽い謝罪にすっきりしない気持ちもありましたが、駐車の仕方ひとつで誰かを困らせてしまうこともあるのだと実感しました。自分が車を停めるときも、周囲の人が安全に乗り降りできるかを意識したいと思います。
著者:加藤美紀子/20代女性/1歳の男の子を育てる新米ママ。現在は育休中で、毎日息子のお世話をしながら、家事の合間に趣味の読書や映画鑑賞を楽しんでいる
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
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