不妊治療が実らず、絶望するハナミさん。実父さえ、子どもができないことに対し、裏でハナミさんのことを“欠陥品”とけなす始末……。そのストレスは夫に向かい、酷い暴言をぶつけてしまいます。
「子どもが本当に欲しいのか」自問自答しながらも、両親からのプレッシャーがあり「早く妊娠しなければ」という強迫観念に苛まれていました。
そんなハナミさんに、実母から姉・ツキミさんが「子どもを持たないDINKs(※)」だと知らされます。
※Double Income No Kidsの略で、『子どもを持たない選択をしている共働き夫婦』を意味します
ツキミさんの選択を、ハナミさんへの当てつけだと言う実母。その言葉を信じ込んだハナミさんは、嫉妬と怒りを爆発させます。そして、誕生日のお祝いにとツキミさんからかかってきた電話口で、涙ながらに憎悪をぶつけてしまうのでした。
母の暴言が連発





















周囲の妊娠報告と不妊に苦しむハナミさんの涙につけ込み、実母が電話越しにツキミさんへ攻撃を開始。「クソブス」「人でなし」という罵詈雑言に、ツキミさんは過去の虐待を思い出し、激しい動悸に襲われます。
「私の選択を攻撃の道具にしないで!」とツキミさんは実母に反論しますが、実母に煽られたハナミさんが「DINKsは不妊へケンカを売っている」と激昂。ハナミさんはツキミさんへの憎しみを爆発させ、距離を置くことを宣言したのです。
♢♢♢♢♢♢
欲しいのになかなかできなく、周りが妊娠していくのを見るのはつらいことでしょう。
妊娠や出産に対する考え方は、人によって大きく異なります。子どもを望む人、望まない人、望んでも思うようにいかない人——それぞれに事情や思いがあり、簡単に決めつけられるものではありません。
だからこそ、自分の苦しさや価値観を相手にぶつける前に、まずは「相手にも相手の人生がある」と考えることが大切なのではないでしょうか。どのような考え方や選択であっても、周囲が一方的に否定せず、それぞれの思いを尊重する姿勢を忘れずにいたいですね。
尾持トモ
