監修してくれたのは…
天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長)
日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。
生理痛の悪化…月経困難症との診断が



※婦人科医の天神先生によると、ミレーナの自然脱出について、子宮筋腫や過多月経がある場合は、10~15%、正常時であれば数%くらいとのこと。

※価格は病院ごと、また保険適用か自由診療かで異なります。

いざ…挿入のとき






ヨロヨロで帰宅…



ミレーナを検討する際、特に気になることのひとつが、挿入時や挿入後の痛みではないでしょうか。「痛くなかった」という声がある一方で、「ひどい鈍痛を感じた」「生理痛のような痛みがあった」という声もあります。ほけさんの場合は、まるで陣痛のときのような強い痛みを感じたそうです。
痛みの感じ方には個人差があり、これまで多くの方のミレーナ挿入をおこなってきた天神先生に痛みについて聞いてみると、「ベッドで横になる方はごくまれです」とのこと。ほけさんの場合は医師の指示でベッドに横になって休んだということで、挿入後の対応も体調や医師の判断によって異なります。医療機関によっては、挿入前に麻酔を使用できる場合もあるそうです。天神先生は、「痛みに不安がある方や、痛みに弱い方は、事前に医師へ相談してほしい」と話します。
また、ミレーナ挿入後の体の変化について、天神先生によると、「ミレーナの挿入後は、数日から1週間ほど出血が続いたり、3~6カ月ほど不正出血がみられたりすることがあります。装着後に下腹部痛が起こることもありますが、多くは長くても2週間ほどで落ち着きます」とのこと。これは、子宮内にミレーナが入ることで、子宮が収縮するために起こるのだそうです。
ほけさんの場合は、ミレーナを挿入した初日は、陣痛のような、ひどい生理痛のような痛みがあり、その後は、「少し重いかな?」というくらいの生理痛のような痛みが2、3日続き、落ち着いたとのこと。
ミレーナ挿入後について、ほけさんは「私の体に合っていたのか、生理痛や経血量、(生理時の)鎮痛薬の量が減りました」と、ミレーナの効果を大きく実感していたようです。
そして、2026年、ほけさんはミレーナの抜去と、再装着をされました。ほけさんが再装着を決意した理由について、次のように話してくれました。
「2021年に初めて装着してから5年間、一度も夜用の大きなナプキンの購入、下着や布団への漏れが一切なかったことです!! これは女性にとっては 非常に大事なことであると、私自身は感じています。また、私は子宮内膜症も患っていますので、生理がなくならない限り、症状は悪化し続けます。ミレーナは脱落しやすいことなどデメリットなどもよく挙げられますが、私にとっては、長く苦しんできた生理の負担を軽くしてくれる救世主であったことがやはり大きいです」(ほけさん)
当然、メリット・デメリットがあり、装着できるかどうかも医師に相談が必要なことになります。また、天神先生は「装着後は、ミレーナの位置がズレていないか、定期的な検診が必要です」とも。
それでも、こうした実際に経験された方の体験談は、ミレーナという選択肢があると知ること、今症状に悩んでいる方などの受診や相談のきっかけになる貴重な声であると感じています。もし、生理痛や経血量の多さなどについて悩んでいるという場合は、ひとりで抱え込まず、婦人科で医師に相談してみてほしいと思っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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