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「年収2千万円だと子どもの舌も肥えて大変〜」手作り弁当をバカにする高級弁当ママ友⇒息子のひと言で撃沈

次男が通っていた幼稚園で出会ったママ友のAさんは、ブランド品や夫の年収を自慢するマウントママ。関わるたびに劣等感を抱いていた私ですが、遠足での手作り弁当をバカにされた際、息子の純粋な言葉に勇気づけられ、言い返すことに成功したのです。

 

ショックを受ける私に息子がひと言

次男が幼稚園の年中のときの話です。同じクラスで息子同士の席が近かったことがきっかけで、送迎時に会うと話すような仲になったママ友のAさん。専業主婦で、いつも華やかなブランド品を身にまとい、素敵だなと思っていました。しかし、親しくなるにつれ、彼女が発する言葉に違和感を覚えるように……。

 

私が新しく買ったバッグや洋服を身に着けていると、ブランドものではないと気づいているにもかかわらず「あ、それ使いやすそう! どこのブランド? ロゴがないからわかりにくいね」と、褒めるフリをして安物であることを強調してきます。最初は価値観の違いだと自分に言い聞かせ「ブランドものじゃないよ。Aさんのバッグも素敵だね」などと返していましたが、「そう? このバッグは100万円くらいだったかな〜? 年収2,000万円なら、このくらい当たり前よね?」と旦那さんの年収自慢に。

 

それからも会うたびに「ねぇねぇ、旅行の予算に100万円って普通だと思わない? 別の組の〇〇くんママに贅沢って言われちゃって~」「軽自動車って便利そう。うちは外車だから小回りもきかないし駐車が大変で」といった内容の話が続き、マウントに内心うんざりしていました。

 

 

そんなある日、幼稚園の親子遠足でお弁当を食べていたときのことです。私が早起きして息子のために作ったお弁当を見て、彼女は鼻でフッと笑いました。そして「おたく、お米の銘柄は何? うちは完全無農薬のお米を使ったおにぎりじゃないと、子どもが食べてくれなくて。いいもの食べさせてると、舌が肥えてくるのよね。お取り寄せの食材を使ったり、デパ地下のお惣菜を入れたりしないといけないのよ。だから高給取りも結構大変。おたくのお弁当、なんていうか質素……。いや、安上がりでいいわね」と言ったのです。一生懸命作ったお弁当をバカにされたようで、みじめさと怒りでいっぱいに……。

 

自分たちの前に並べられたデパ地下の豪華なオードブルをチラつかせながら、勝ち誇ったように笑うAさん。しかし、当のAさんの息子・Bくんは、私の息子のお弁当を羨ましそうにじっと見つめています。

 

 

Aさん親子の目の前にあるのは、ハーブの乗ったチキンや、殻付きの大きなエビ、ブラックペッパーがたくさんかかったサラダなど、幼児には少し大人びた料理たち。対して、私の作ったお弁当は、タコさんウインナーや卵焼きが入った、子どもが喜ぶ定番のメニューです。Bくんはポツリと、「いいなぁ、〇〇くん(息子)のお弁当、おいしそう。僕も、卵焼き食べたいな」と寂しそうに呟きました。

 

Aさんは一瞬ムッとして、「何言ってるの、こっちのほうが高いのよ!」とBくんをたしなめます。するとその直後、私の息子が、「ママすごいね! ほめられたね! 『やすあがり』って、ママが魔法でおいしくしたってこと? ママのお弁当、世界一おいしいもんね!」とキラキラした目で叫んだのです。

 

息子にとって、大好きなママが作ったお弁当が「すごい(安上がり)」と評価されたことは、最高の自慢だったのです。その純粋でまっすぐな言葉に、恥じていた自分が馬鹿らしくなりました。ふとAさんを見ると、Aさんは顔をみるみる引きつらせていました。

 

 

私はAさんに「Aさんのこだわりも素敵ですが、うちはこのお弁当を囲んで息子が笑ってくれる時間が、何よりの贅沢だと思っているんです。せっかくの遠足ですから、お互いの家庭の形を尊重し合えませんか? これ以上、私たちのやり方を否定されるのは悲しいので、これからは適切な距離でお付き合いさせてください」と、冷静に宣言。

 

私の反撃が予想外だったのか、Aさんは「そんなつもりで言ったんじゃ……」と言い訳を始めます。しかし、周囲からの冷ややかな視線にも気づいたようで、広げていた高級食材使用のお弁当を慌てて片づけ、別の場所へと逃げるように去っていきました。

 

 

遠足以来、彼女からのマウント攻撃はピタリとなくなりました。息子からの言葉で、自分の価値観を大切にしなければ、と気づいてからは、彼女の今までの言葉も気にならなくなり、適度な距離感で付き合えるように。幸せの基準は人それぞれだと私は思います。目の前の大切な人が喜んでくれる幸せを、見落とさないようにしたいと思った出来事でした。
 

 

著者:池田いおり/30代・ライター。10歳と6歳の活発な男の子を育てるママ。仕事と子育てに奮闘しつつも、自分の時間を何とか確保してリフレッシュしている。

 

作画:sawako

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)

 

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