社会人になって初めて参列した葬儀
社会人になって間もないころ、私は親族の葬儀に参列しました。久しぶりに親族が集まる場でもあったため、きちんとした振る舞いをしたいと考えていました。
そのため、事前に葬儀のマナーを調べ、服装や持ち物にも十分気を配りました。大人として失礼のないように行動しようと、少し緊張しながら会場へ向かったことを覚えています。
遺族にかけたひと言
葬儀後、控室で悲しみに沈む遺族に声をかける場面がありました。少しでも力になれればと思い、
「これからはゆっくり休めますね」「大変でしたね」
と言葉をかけました。
しかしその瞬間、場の空気が一瞬重くなりました。自分でもどこか違和感を覚えながら、その場では深く考える余裕がありませんでした。
年長の親族から教えられたこと
その後、年長の親族から静かに声をかけられました。葬儀の場では、たとえ前向きな気持ちやねぎらいのつもりであっても、受け取り方によっては不適切に感じられてしまうことがあるそうです。
良かれと思ってかけた言葉が、遺族の心情に十分寄り添えていなかったことに気付き、強い後悔を覚えました。
この出来事をきっかけに、無理に言葉を探すのではなく、「このたびはご愁傷様です」と簡潔に気持ちを伝え、静かに寄り添う姿勢を心がけるようになりました。
まとめ
この経験から、冠婚葬祭では形式的なマナーの知識だけでなく、言葉が相手にどう届くかを想像することの難しさと大切さを学びました。悲しみの中にいる方に対して、何か特別な言葉をかけなければと焦る必要はないのかもしれません。
これからもその場の空気や相手の心情を最優先に考えながら、出過ぎない言葉と態度を大切にしていきたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:八尾光/20代女性・会社員
イラスト:ほや助
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
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