目覚めの絶望
その日は生理3日目で、経血量が多い日でした。一番大きなナプキンを着用して眠ったのですが……。朝起きた際「おしりのあたりが冷たいし、ペタペタしている」と下半身に違和感を覚えました。「まさか」と思って布団をめくると、シーツが真っ赤に!
思ったより経血量が多かったのか、もしくは寝返り中にナプキンがズレてしまったのか、かなり量の経血が漏れていたのです。
汚れてしまったベッドシーツやサニタリーショーツを見た私は絶望。「経血が乾く前に、急いで洗わなければ!」と、洗面台へ向かいました。
母から言われた心ないひと言
汚れてしまったシーツを持って脱衣所まで行くと、ちょうど母が洗濯機を回しているところでした。
経血漏れを見られる恥ずかしさを感じながら、母に「おはよう」と声をかけた私。すると、母は私が手に持っているシーツを見て……。「漏らしたの!? 」とひと言。続けて、「なんで漏れるまで気づかないの!? 普通気がつくでしょ? ありえない!」と言いました。
私は、まさか母からそんな言葉が飛び出してくるとは思っておらず、驚いてしまって……。
以前、母は経血量が少ないと言っていました。もしかしたら、眠っている間の経血漏れを経験したことがないのかもしれません。それでも、私は落ち込んでいるときにかけられた、母の何気ない言葉に悲しくなってしまいました。
同じ女性であっても、必ずしも生理のことでわかり合えるとは限らないと学びました。生理症状は人それぞれで、自分が経験しない大変さもあると思います。そのため、私にはない症状であっても、生理で困っている人を見かけたら自ら声をかけ手を差し伸べたいと思っています。生理のつらさは人それぞれだからこそ、すべてを理解するのではなく、そっと寄り添いやさしく接することが大切だと思えた出来事でした。
※経血にレバーのような塊が混じったり、ナプキンが1時間と持たないような場合には、婦人科の受診をおすすめいたします。
著者:重藤由希子/30代女性・ゴルフ場キャディ。20年以上の接客業経験を活かして、ゴルフや接客業などの執筆をしています。
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)
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