気合を入れて向かった運動会当日…
娘の保育園では、春にお弁当持参の運動会があり、私は毎年、お弁当作りにかなり気合いを入れていました。
その年も前日の夜から唐揚げや卵焼きの下ごしらえをし、当日は朝5時に起きて家族分のお弁当を完成させました。少しでも見やすい場所で娘を応援したくて、夫と娘を連れて早めに保育園へ向かったのですが、到着すると様子がおかしいのです。
園庭には誰もおらず、門も閉まったまま。最初は「早く着き過ぎたかな?」と思ったのですが、しばらく待っても保育士さんの姿すらありません。
不安になって園からのお知らせを確認すると、私が見ていたのは、なんと昨年の運動会の案内でした。スマホに保存していた画像を今年のものだと思い込み、運動会の日を1週間勘違いしていたのです。
娘は閉まった門を見ながら、「きょう、うんどうかいじゃないの?」と不思議そうな顔。夫がスマホの予定を確認し、「……運動会、来週だね」とひと言つぶやきました。
朝から張り切って準備していた私は、恥ずかしさでいっぱいに。せっかく作ったお弁当を持ち帰るのも寂しく、そのまま近くの公園へ行き、家族で食べることにしました。娘は「ピクニックになったね!」とうれしそうでしたが、私は同じクラスの保護者に見られていなくて本当によかったと思いました。
本当の運動会の日、同じクラスの保護者にこの話をすると、「私も行事の日を勘違いしたことがあるよ」と笑ってくれ、少し救われました。
それ以来、園の行事はお知らせを確認したらすぐにスマホのカレンダーへ登録し、保存している古い画像も整理するようになりました。今では家族の笑い話ですが、あの日、誰もいない保育園の前に立ったときの気まずさは今でも忘れられません。
著者:北尾由佳/40代女性/2児の母。パート主婦。趣味はお笑い番組やドラマを観ること
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
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