男女問わず頼られていた彼
彼はさわやかな見た目と穏やかな性格で、クラスでも人気者でした。困っている人を見ると放っておけないタイプで、友人から相談を受けることもしょっちゅう。
時には、「急に相談を受けちゃって……」とデートの予定を変更することもありましたが、私はそれを嫌だと思ったことはありませんでした。むしろ、「頼りにされているんだな」と誇らしく感じていたくらいです。
そんなある日、隣のクラスの女子・A子が彼に「2人きりで相談したい」と声をかけてきたそうです。彼はその場で返事をせず、まず私に相談してくれました。
「どう思う? ○○(私)が嫌なら断るよ」
「A子も『彼女に聞いてからで大丈夫』って言ってるし」
彼が事前に相談してくれたこともあり、私は特に心配することなく、「大丈夫だよ」と伝えました。ところが、それから少しずつ違和感を覚えるようになったのです。
何通ものメッセージが…!?
A子は相談が終わったあとも、休み時間になると、わざわざ隣のクラスから彼を訪ねてきて話しかけてくるようになりました。さらに、彼のスマホにA子から何通も連続でメッセージが届いているのを目にしたこともありました。
最初は偶然だと思っていましたが、その回数はどんどん増えていき……。やがて私は、「本当に相談だけなのかな?」と疑問を抱くようになりました。
そこで彼に、「A子さんと少し距離を置いてほしいな」と正直な気持ちを伝えました。すると彼は申し訳なさそうに、「ごめん。実は俺もちょっと困ってたんだ」と打ち明けてくれたのです。
その後、彼はA子からの誘いを断るようになったのですが……。
私が悪いの…!?
彼に距離を置かれるようになったA子は、今度は私に対して敵意を向けるようになりました。
廊下ですれ違うとあからさまに睨まれたり、友人づてに「彼氏を縛りすぎじゃない?」と言われたりすることも。最初は気のせいかと思っていましたが、嫌がらせは次第にエスカレートしていきました。
我慢できなくなった私は、A子に直接「もう彼につきまとうのはやめてほしい」と伝えました。
するとA子は鼻で笑いながら、「彼女の座なんてすぐ奪えるから」と言い放ったのです。まさかの言葉に、私は耳を疑いました。
すぐに彼へ事情を伝えると、彼も驚きを隠せない様子でした。そして後日、彼はA子に対してはっきりとこう伝えたそうです。
「A子のことをそういう対象として見たことはない」
「これ以上、彼女を傷つけるようなことはやめてほしい」
彼がきっぱり線を引いてくれたことで、A子はそれ以上私たちに関わってくることはありませんでした。
この出来事を通して、私は「やさしさ」と「曖昧さ」は違うのだと実感しました。誰にでも親切なことは素敵ですが、誤解を招きそうな相手にはきちんと距離を取ることも大切なのだと思います。
また、恋愛では相手を信じるだけでなく、違和感を覚えたときに素直な気持ちを伝えることも大切なのだと学んだ出来事でした。
著者:望月裕華/30代女性・2児のママ。独身時代にキャバ嬢、街コン、婚活などを経験。その経験を基に、現在は恋愛や過去の体験談を執筆している。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
※AI生成画像を使用しています
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