実家の母に夫の暴言を記録した動画を見せ、これまでの苦しみをすべて打ち明けたコヨリさん。すると母は「あなたは何も悪くない」「いつでも帰っておいで」と、やさしく受け止めてくれました。
しかし、動画で見た夫・ヒドシの激しい怒り方に恐怖を感じた母は「離婚するにしても、2人きりで話し合うのは危険。弁護士など第三者を介したほうがいい」と心配します。
それでもコヨリさんの心には、「自分も本気で夫と向き合ってこなかったのでは」という後悔が残っていました。さらに、SNSで目にした「夫は病気なのかもしれない」という言葉に、“まだ変わってくれる可能性があるかもしれない”と、かすかな望みを捨てきれません。
そうして、まずは2人きりで話し合うことを決意したコヨリさん。子どもが寝静まり、テレビを見てご機嫌な夫の様子をうかがいながら、慎重に話すタイミングを見計らいます……。
きちんと話し合いがしたい……!
















機嫌よくテレビを見ている夫にお茶を差し出しながら、「大切な話がある」と切り出したコヨリさん。いざ向き合うと、体が夫を「怖い存在」と認識してしまい、思わずこわばって青ざめてしまいます。
それでもコヨリさんは勇気を振り絞り、「離婚したいです」と伝えました。けれど夫はキョトンとした顔で「は? なんで? いきなりすぎない?」と戸惑うばかり。まったく身に覚えがない様子です。
コヨリさんは「今日だけは怒らないで聞いてほしい」と懇願します。そして、いつ怒り出すかわからずビクビクしながら過ごしてきた日々に疲れたこと、お互いのためにも離れたほうがいいと思っていることを、震える声でまっすぐに伝えたのでした。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
何かを伝えようとするときに体がこわばってしまうのは、繰り返されてきた“モラハラ”によって、心と体が相手を「怖い存在」だと感じているからなのかもしれません。「自分もきちんと向き合わなければ」と考えることは大事です。
しかし、感情を抑えられない相手と2人きりで話し合っても、思うように向き合えないかもしれません。危険を感じるときは、家族や専門家など第三者の力を借りることも、自分と子どもを守るための大切な選択です。
どうしてよいかわからないときは、ひとりで抱え込まず、専門の相談窓口(※)に問い合わせてみるのもひとつの方法です。誰かに話すことで、状況を整理し、安全な選択肢を見つける手助けになるかもしれません。
※DVの相談窓口
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ますまゆ
