勝手にうちで過ごすことを決められ…
その子は開口一番、「息子くんの家ここだよね? 今日うちじゃなくてここで遊ぶから」と、まるで当たり前のように言いました。どうやら息子の同級生で、学校で少し話したことがある程度の関係のようでした。
突然の訪問に驚きましたが、息子が困った顔をしていたので、とりあえず庭先で少し遊ばせることにしました。ところがその子は、勝手に家へ上がり込むと冷蔵庫を見ながら、「ジュースないの? お菓子は?」と次々に要求を始めたのです。さらには夕方になると、「今日ママ仕事だから、ここで晩ごはん食べるって言ってある」と言い出しました。
もちろん事前の連絡は一切ありません。慌てて「おうちの人に確認しようね」と言うと、「電話番号知らない。いつも適当だから大丈夫」と平然とした態度で返されました。さすがにそのまま預かるわけにはいかず、学校の連絡網を使って保護者に連絡しました。しかし、相手のお母さんの反応は「あ、まだそっちにいました〜? えっとぉ、じゃあ食べさせてもらえると助かるんですけど」と軽い口調だったのです。
あまりの非常識さに言葉を失いましたが、「急なお預かりはできません」ときっぱりお断りし、その日はお母さんに迎えに来てもらいました。この出来事を通して、子ども同士の付き合いは大切にしたいと思う一方で、親の距離感まで曖昧になると本当に困るのだと痛感しました。せめて親同士の関係の線引きはきちんとしようと心掛けるきっかけになった出来事です。
著者:増田 こまり/30代女性・会社員
7歳の男の子を育てる母。事務の仕事をしている。趣味は旅行。
作画:たかだきなこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
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