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「他の奥さんに頼むから」友人招待の日、不在の私に夫が放ったひと言。身勝手な計画の結末

これは、離婚前に当時の夫との間で起きた出来事です。人を家に招くことが好きな夫が、友人夫婦を招待したいと打診してきました。しかし当日私は仕事で都合がつかず、別の日にするよう提案しても、夫は譲りません。挙句、「それなら、他の奥さんに頼むからいいよ」と、耳を疑うようなことを口走るのです。悪気がないとはいえ、とんでも発言に私はあぜん! そして実際に、夫は “他の奥さん”に頼み込むのですが、見事な返り討ちにあって……。

 

不在中に人を招かれると、やはり落ち着かない…

私は40代の会社員です。夫は、子どもが生まれる前の結婚当初から、友人を家に招くのが好きな人でした。外に出かけるよりも、自宅で手料理を囲み、お酒を飲みながら、リラックスした空間で語り合う時間を何より楽しむタイプです。

 

私もそんな過ごし方が嫌いではありません。料理の準備や片付けの大変さはありつつも、気の置けない人たちと過ごすにぎやかなひとときを心地良く感じていました。

 

そんなあるとき、夫が、今度の休日に友人夫婦を家に呼びたいと言い出します。しかし、その日は仕事の都合がつかず、帰宅も遅くなり、どう考えても対応が難しい状況。私は事情を伝え、今回は難しいと断りました。

 

ところが夫は、「どうしても招く」と譲ろうとしません。日程を変える提案をしても受け入れられず、話は平行線のままでした。

 

これまで何度も家に来ている気心の知れた友人夫婦とはいえ、私が不在中に招くことにはどこか引っかかるものがあります。家を整え、迎える側としての準備ができないまま人を招くのは、妻の私としてはやはり落ち着きません。

 

代わりがいればいい問題?…軽いひと言に傷付く

友人夫婦を招きたいという日が近づき、夫が「なんとか都合はつかないの?」と再度、切り出してきました。私が「仕事だから無理よ」と断ると、夫が予想外のことを口にしました。

 

「そうか。仕方ない。それなら他の奥さんに頼むから」

 

一瞬、意味を理解するのに時間がかかりました。夫はさらに「ごはんも作ってもらうから大丈夫」と続けたのです。どうやら夫は、友人の妻であるAさんに、私の“代役”をしてもらおうという魂胆のようです。

 

その言葉を聞いたとき、胸の奥に重たいものが沈みました。この家のキッチンは、私が日々使い、家族のために整えてきた場所です。それを「代わりがいれば問題ない」と言われたように感じたのです。

 

夫にとっては、悪気のない軽い提案だったのかもしれませんが、私は自分の存在や日々の家事を軽んじられたようで、言いようのない寂しさと悔しさでいっぱいになりました。

 

「それはやめてほしい!」と夫に強く迫りましたが、「だって、ふみかはいないんでしょ。Aさんだって喜んで引き受けてくれるよ」と夫は、軽くあしらうばかりです。

 

 

「あなたが決めることじゃない!」ビシッと一喝

その後、夫は携帯を手にし、友人夫婦へ連絡を取ります。相手は夫の同級生で、夫婦ともに長年の付き合いがある気心の知れた間柄。これまで何度もわが家に来て、Aさんは一緒に料理の手伝いをしてくれていました。

 

しかし、このときのAさんの対応は少し違っていたのです。夫の話を聞いて

 

「奥さんがいないのに家に行くなんて、普通は遠慮するでしょ」

それに、人の家のキッチンを勝手に使うなんてあり得ないよ。ちゃんと奥さんの了承を取ってるの?」

 

と、はっきり強い口調で伝えました。

 

夫は「大丈夫だから」と食い下がりますが、Aさんは「それはあなたが決めることじゃないでしょ!」と一蹴。最終的には、その場できっぱり断ってくれ、今回の訪問は立ち消えになったのです。

 

私は、ほっとすると同時に、心の中で「よく言ってくれた!」と叫びました。自分の中でうまく言葉にできなかった違和感や不快感を、Aさんが迷いなく言い切ってくれたように感じたのです。

 

電話を終えた夫は、仏頂面。「また別の日に招けばいいじゃない」と私が声をかけても、夫は何も言わず、そのまま自室へと姿を消しました。

 

まとめ

夫婦の間では、価値観の違いやすれ違いが完全になくなることはないのだと感じました。今回の出来事で気付いたのは、自分の気持ちを理解してもらう難しさと同時に、第三者の視点が持つ力でした。親しい間柄だからこそ、遠慮せず伝えてくれる存在の大切さを実感しました。Aさんの言葉は、単なる意見ではなく「配慮」という形で私を守ってくれました。

 

大切なのは、どちらが正しいかを決めることではなく、相手の立場を想像しながら、丁寧に向き合おうとする姿勢なのだと思います。その積み重ねが、すれ違いを減らし、心地良い関係を築く一歩になるのかもしれません。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:石川 ふみか/40代・会社員。4歳年上の元夫と結婚20年目に離婚。2008年生まれの女の子と2011年生まれの女の子の子育て中。子育てに追われつつも、コンビニの新商品チェックだけは欠かさない自称・コンビニマニア。

イラスト:マメ美

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)

 

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