遠回しな義母のチクチクに夫が一喝!?
夫とは社内恋愛で結婚しました。交際中の夫はやさしく、義実家との関係も最初は大きな問題がないように思っていました。けれど、結婚して両家の関わりが増えるにつれ、少しずつ義母からの風当たりが強くなるのを感じるようになりました。私の両親は高卒で、母はパート勤務。一方で夫の実家は、親族に大卒や公務員が多い家庭でした。それを知ってから、義母の言葉の端々にトゲを感じることが増えていったのです。
親族が集まったある日のことです。
義母は親戚たちと談笑しながら、私のほうをちらっと見て、「やっぱり育ってきた環境が違うと、話が合わなくて気を遣うわね」と、ため息まじりに言いました。
さらに、私が持参した菓子折りを見て、「わざわざありがとう。でも、こういう普段使いのお菓子は、うちではあまり買わないから珍しいわね」と苦笑いしたのです。
その場で言い返したい気持ちはありました。けれど、親族が集まる席でムキになって反論すれば、かえって私のほうが場を乱したように見えてしまうかもしれません。そう思った私は、怒りをぶつける代わりに、こみ上げてきた悔しさをそのまま出すことにしました。
「すみません……。私、気が回らなくて……ご不快な思いをさせてしまって……」
そう言葉にした途端、涙がこぼれました。親戚の目が集まる中、言葉が詰まり、私はうつむくしかありませんでした。
突然の私の涙に、その場の空気は一気に変わりました。一番驚いていたのは義母だったと思います。
すぐさま夫が「母さん、せっかく来てくれたのにその言い方はなんだよ。ひどすぎるだろ」と怒り出し、温厚な義父までもが「いい加減にしなさい。みっともない」と義母をたしなめる事態に。周囲からの冷ややかな視線を浴びて、義母はすっかり黙り込んでしまいました。
あの出来事以来、義母から以前のようにチクリと嫌味を言われることはほとんどなくなりました。
あのとき、感情的に言い返さず、傷ついた気持ちをそのまま見せたことで、夫にも義母の言葉のきつさが伝わったのだと思います。
今では義実家とは適度な距離を保ちながら、夫と穏やかに暮らしています。理不尽な言葉を受けたとき、無理に強く言い返すだけが自分を守る方法ではないのだと感じた出来事でした。
著者:田中良子/30代女性/ 1児を育てる会社員。趣味は映画鑑賞
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
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