半休を申請すると、同僚から嫌みが……
娘は主役ではありませんでしたが、家で一生懸命練習する姿を見ていた私は、発表会をとても楽しみにしていました。そこで、仕事の調整をしたうえで半休を申請することに。
すると、同じ部署の年上の同僚から「最近の親は子どもの行事で簡単に休めていいよね」「私たちの時代は、そんなことで仕事を抜けられなかった」と言われてしまいました。
しかも、その言葉は周囲にも聞こえるような声。私は何も言い返せず、ただ黙っていることしかできませんでした。さらに昼休みには、「どうせ数分踊るだけでしょ」と笑われ、胸がぎゅっと苦しくなりました。
制度を使って休むだけなのに、なぜこんなに肩身の狭い思いをしなければならないのだろうと、つらくなったのを覚えています。
ある人物の登場で、職場の空気が一変!
そのやり取りを、偶然聞いていた人がいました。部長です。すると、部長は部署のみんなの前でこう話し始めました。
「子どもの成長は一度しか見られません。会社は仕事をする場所ですが、社員が家族を大切にすることも応援するべきです。休暇制度を利用することに、後ろめたさを感じる必要はありません」
さらに部長は、「誰かが休むときに責める職場より、支え合える職場のほうが、結果的に強い組織になります」と続けました。その場は静まり返り、嫌みを言っていた同僚も、それ以上何も言わなくなりました。
その後、部長の提案で部署内に業務共有表が作られ、急な休みや半休でもフォローしやすい体制になりました。以前より休暇への理解も進み、子育て中の社員だけでなく、介護をしている社員も休みを取りやすくなったように感じます。
この経験を通して、職場の空気は、立場のある人のひと言で大きく変わるのだと実感しました。私も困っている人を見かけたときには、そっと味方になれる人でいたいと思った出来事です。
著者:藤井真紀/40代女性/働きながら子育てをする母。趣味は読書とカフェ巡りとお笑い鑑賞。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
※AI生成画像を使用しています
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