ほや助さんと同僚の田中さんの退職2日前、本部の高橋さんから「店長が懲戒解雇(クビ)になった」と決定的な報告がもたらされます。宮田さんが休職してから、1カ月近くが経過してころのことでした。
その後、ほや助さんはドラッグストアで働き始め、誰の怒鳴り声もしない、当たり前の平和を実感します。
そんなある日、休職中だった宮田さんから「また頑張って復帰しようと思う」という前向きな決意と、温かい感謝の言葉が届くのでした。
それから半年後。ある日、ほや助さんが街中で遭遇したのは……。
バイト先の店を辞めて半年後、遭遇したのは…









それから半年後……。
約束の場所へと急いでいたときのことです。
「なんだよこの店はよぉ! 1週間来ていても当たりもこねぇし。こんなん詐欺だろうがァ!」
この声……。怒鳴り声がするほうを見てみると
「この詐欺野郎。訴えてやる!」
やっぱり、(元)店長だ……。
懲戒解雇された店長は案の定、再就職に手こずっているらしい。
元職場のしゃぶしゃぶ屋の近所に住んでいるようで、近くのパチンコ屋でよく見かけました。田中さんからもこの前、店長がキャバ嬢さんから用済み宣言されたって連絡あったけど……。正直いい気味だと思いました。
周りを苦しめた分、これからは誰にも相手にされなければいい。
誰かを傷付けたら、必ず自分に返ってくる。
当たり前のことだけど、店長はそれをまさに自らの身をもって体現してみせてくれました。
悪意に満ちた人間との付き合い方や、理不尽に立ち向かう勇気。勉強になったという点では、ある意味、店長に感謝なのかもしれません。
かつて私を恐怖で支配しようとした、あの嵐のような日々。最悪な店長との遭遇は、私の大学時代の忘れられない記憶となり、こうして静かに幕を閉じたのでした。
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半年たってもなお、元店長はパチンコ店で怒鳴り散らし、何も変わっていないし、何も学んでいないのだとあきれてしまいました。しかし、周囲を傷つけ、お金を私物化してきたツケが、「再就職の難航」「キャバ嬢からの用済み宣言」「孤独」という形で跳ね返ってきている姿は、まさに因果応報そのものです。
店長のみじめな末路を見て、「正直いい気味だ」と素直に思いつつも、最終的に「勉強になったという意味で感謝」と昇華できるほや助さんの心の広さと成熟ぶりに、深く感嘆させられます。理不尽な環境に屈せず、宮田さんのためにメモを取り続けたほや助さんの勇気が、ほや助さんをひと回り大きな大人へと成長させてくれたのではないかと思います。誰の怒鳴り声も響かないやさしい世界で、ほや助さんがたくさんの幸せに包まれることを、心から応援しています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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ほや助