義母から放たれた衝撃の一言
娘を出産して以来、義両親との関係に少しずつ違和感を抱くようになりました。義母はたびたび「私のときはこうだった」と自身の育児経験を引き合いに出し、私のやり方にも口を出すことが増えていったのです。
当初は「ありがたいアドバイス」として受け止めようと努めていましたが、次第にそれが大きな負担となっていくように……。さらに、事前の連絡もなく頻繁に自宅を訪れるようになり、私の心が休まる時間は完全になくなってしまいました。
そんな中、娘が生後半年を迎えたころの出来事が決定打となります。義父に抱っこされていた娘が、ふとした拍子にその頬をバシッと叩いてしまったのです。まだ力加減もわからない赤ちゃんの何気ない行動でしたが、それを見た義母は少し驚いた様子で、思いもよらない言葉を口にしました。
「こんなに小さいのに、もう暴力的なのね」
義両親と距離を置くという決断
その言葉を聞いた瞬間、私の中で何かがぷつりと切れたような気がしました。赤ちゃんの自然な行動を否定され、まるで私の育て方まで責められているように感じたのです。それまで積み重なっていた違和感やストレスが一気にあふれ出し、「このままの関係を続けるのは無理だ」と痛感。夫ともしっかりと話し合った上で、距離を置くことを決めました。
義両親には、これまでのように頻繁に会うのは難しいということや、今後は距離を置きたいという旨を直接伝えました。それ以降は、連絡が必要な場合も基本的には夫を経由してもらうようにし、私自身が義両親と直接やり取りをすることはほとんどなくなりました。
しかしその後、義母から手紙で「将来が心配だ」「育て方が心配」といった内容が届くようになり、正直なところ私の心はさらに疲弊してしまいました。その一方で、そんな義母に育てられた夫も思春期にはそれなりにやんちゃな時期があったと聞き、やはり子育てに絶対的な“正解”はないのだと感じるようにもなったのです。
現在は必要最低限の関わりにとどめていますが、あのとき自分の気持ちを大切にして距離を置いたことで、心に余裕が生まれ、娘との時間を穏やかに過ごせるようになりました。これからも周囲の声に振り回されすぎず、自分たちなりの子育てを大切にしていきたいと思います。
著者:星野 汐里/30代女性。2021年生まれの娘、同じ30代の夫と3人暮らし。義実家とは近距離別居、子供ができてからは専業主婦。趣味は可愛いもの集めと音楽聴くこと。
イラスト:森田家
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)