「子どもがいるからって甘えてるのかしら」
小さい子どもがいるので失礼がないようにと早めに到着し、手土産や香典も夫と相談して準備していました。ところが、親族が集まって食事の席になったとき、義父の姉が周囲に聞こえるような声で「最近の若い人は香典も少ないのね。子どもがいるからって甘えてるのかしら」と言ったのです。
それは明らかに私たちに向けられた言葉で、その場の空気が一気に悪くなりました。義父の姉は親族の中でも発言力のある人で、夫も何も言い返せません。私は子どもたちのお世話をしながら、やり過ごしましたが、とても傷つきました。
しかし、気持ちが落ち着かない時間はその後も続きました。子どもたちが少し騒がしくしただけで大きくため息をつかれてしまい、ゆっくり食事をすることもできませんでした。
法事が終わったあと、夫に「今後は金額も事前に親族間で確認してほしい」と伝えました。その後、夫が義母に相談したことで、義母が義父の姉にやんわり伝えてくれたそうで、その次の法事では露骨な発言はなくなりました。
冠婚葬祭は、地域や親族によって作法やお金の感覚がこんなにも違うのだと、身をもって知りました。「聞かなくても大丈夫」「言わなくてもわかる」は危険だと痛感しました。事前に夫婦で確認し、必要なら義実家にも相談しておくことが大切だと学んだ出来事でした。
著者:佐藤美咲/30代・女性・パート勤務。息子と娘を育てるママ。事務のパートをしながら家事育児に奮闘中。人付き合いは慎重なタイプ。
イラスト:マキノ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
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