厳格な両親にタトゥーを隠す友人
子どものころからとても仲の良い友人がいました。彼女の腕には小さくてかわいらしいタトゥーがいくつかありましたが、厳格な両親にはそのことをずっと秘密にしていたのです。
やがて彼女は妊娠し、無事に出産を迎えました。実家には里帰りせず、お母さんが彼女の自宅アパートへ手伝いに通うことになったとのこと。私も時間を見つけては会いに行っていたのですが、ある日彼女から「今日来られる?」と連絡があり、仕事終わりに向かうことに。家に入ると、彼女はいきなり「ごめん!」と頭を下げてきました。
理由を尋ねると、わが子を腕に抱いた写真を両親に送った際、自分のタトゥーが写り込んでしまったとのこと。両親から問い詰められた彼女は、とっさに私の腕だと言ってしまったそうなのです。私は「それくらいならいいか……」と思い、その後も変わらずに過ごしていました。
友人の両親から理不尽な叱責を受け…
数週間後、彼女の家に遊びに行くと、駐車場で彼女の両親と鉢合わせました。すると突然、お母さんから「もう娘と関わらないで! あなたがタトゥーを入れるような子だとは思わなかった。本当にがっかりした」と言われ、お父さんからも「まったく何を考えているんだ!」と激しく叱責されたのです。
私が戸惑っていると、騒ぎに気づいた彼女が家から出てきました。しかし、真実を話して矛先が自分に向くのが嫌だったようで、「そこまで言わなくても……」と呟くだけ。何もしていない私が理不尽に怒られ続けているのに、当事者である彼女は一切助けてくれませんでした。
我慢の限界に達した私は、「帰ります! もう関わりません。さようなら」と言い残してその場を立ち去りました。その日のうちに彼女から電話がありましたが、両親に真実を伝えたわけではなく、ただ私に謝るばかり。私は「距離を置きたい」と告げて電話を切りました。
彼女なりの事情があるのは分かりますが、なんでも受け入れて巻き込まれるのはこりごりです。昔からの付き合いであっても、友だちを自分の身代わりにするような人だとわかった以上、残念ですがしばらくは距離を置いて付き合っていこうと決意しました。
著者:井野みほこ/30代女性。2021年生まれの息子、夫の3人暮らし。勤続10年の会社でパート勤務。趣味は編み物と洋画鑑賞。おおらかな性格で掃除が苦手。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
※AI生成画像を使用しています