嫌味を放つ義母に義父が…
義母は、私にだけ嫌味を言う人でした。親戚の集まりの場でも、「あなたは家事が苦手そうね」「うちの息子は苦労しているでしょう」と、周りに聞こえないように小さな声で言ってきます。そのたびに、嫌な気持ちになりました。でも、私はその場の空気を壊したくなくて、いつも黙ってやり過ごしていました。
ある日、義実家で夕食の準備をしていたときのことです。義母がまた「本当に気が利かないわね」と言ってきました。いつもと同じように、聞こえないふりをしてやり過ごそうと思っていました。
ところが、その日はたまたま隣の部屋に義父がいて、その言葉を耳にしていたのです。
義父はすぐに部屋から出てきて、義母に向かってはっきりと言いました。「そんな言い方をするのはやめなさい。十分頑張ってくれているだろう」と、強い口調で注意してくれたのです。
その場には夫もいました。夫も続けて、「いつも助けてもらっているのに失礼だよ」と言ってくれました。義母は気まずそうな顔をして、何も言えずに黙り込んでいました。
それから、義母から私への嫌味は、ほとんどなくなりました。
それまでの私は、自分が我慢していればそれで済むと思っていました。波風を立てたくないという気持ちが、何より先にあったのです。でも、理不尽なことをされたときは、それを自分の中だけにしまっておくのではなく、周りにも知ってもらうことが大切なのだと、このことがあってから感じるようになりました。
義父や夫が私の味方になってくれたことで、それまで一人で抱えていた重さが、少し軽くなった気がします。義母との関係も、以前より穏やかなものに変わってきました。
著者: 佐藤美穂/30代女性/8歳の娘と5歳の息子を育てる母です。パート事務員として働きながら家事と育児に奮闘しています。趣味は読書です。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
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