大慌てで入った親子トイレ
その日利用したのは、大人用と子ども用の便器が設置された、親子向けの個室でした。
このとき、次女はトイレトレーニングを終えたばかりで、「もう我慢できない!」という状態。普段なら備え付けの消毒液で便座を拭いてから使うのですが、その日はそんな余裕もなく、次女はまっすぐ子ども用のトイレへ向かいました。
無事に次女が済ませ、続いて長女も使用。そして私が大人用のトイレを使おうとしたときです。
ふと便座を見ると、奥のほうが赤くなっていることに気づきました。最初は何だろうと思いましたが、よく見ると経血の汚れのように見えました。
個室には消毒液も置いてありましたが、その光景を見た私はどうしてもそのトイレを使う気になれませんでした。
幸い娘たちはすでに用を済ませていたため、私は急いで荷物をまとめ、娘たちを連れて個室を後にしたのです。
娘たちの行動を見て気づいたこと
別のトイレで用を済ませたあと、私が身支度を整えている間に、娘たちは先に個室の外へ出てしまいました。私は慌てて荷物を持ち、手洗い場へ向かった娘たちを追いかけました。
そのとき、ふと最初のトイレのことを思い出したのです。
もしかすると、あの汚れも悪意があったわけではなく、子ども連れで慌ただしくしているうちに気づかなかったのかも――?
実際、私自身も娘たちと一緒のトイレでは、子どもの補助や荷物の管理に気をとられ、自分のことは後回しになりがちです。
子育て中のトイレは、想像以上に慌ただしいもの。子連れでのトイレは、自分が用を足すだけでもひと苦労です。だからこそ、周囲への配慮まで気が回らなくなることもあるのだと思います。
今回の出来事を通して、トイレを使う前に便座を確認することはもちろん、使った後も次の人が気持ちよく利用できる状態になっているかを意識しようと改めて感じました。慌ただしい毎日の中でも、ほんの少しの気配りがみんなの気持ちよさにつながるのだと実感した出来事です。
著者:堀川京香/30代女性・2020年生まれ、2022年生まれの女の子を育児中の2歳差姉妹ママ。生理不順を機に前職を退職。自身の経験を元に妊活・出産・育児について執筆中。
イラスト:ほや助
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
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