高校を卒業後、営業事務として採用されたオムニウッチーさん。配属されたのは本社商品部でした。そこで、社会人としての基礎を学びつつ、同時にお局さまからの理不尽さも学ぶ羽目になってしまったオムニウッチーさんは……。
お局さまの指導に耐えて…









私の社会人デビューは18歳でした。
営業事務として採用された配属先は、本社商品部。スーパーでのアルバイト経験しかない高校卒業したての私を、一から指導してくれたのは……比賀さんでした。
・勤続年数20年以上の大ベテラン
・45歳、独身
・この会社で唯一、女性で役職がついている(係長)
・男性上司にも意見する
社内でも有名な「The☆お局さま」。
私はこの人に、仕事内容だけでなく社会人としての基礎を教わったのですが、お局さまの理不尽な厳しさも、同時に知ることとなるのです。まず、比賀さんの感情の起伏の激しさに翻弄されます。
機嫌が良いときと悪いときの差が激しい!
入社して1年はとにかく注意される毎日でした。理不尽な理由で叱られることもしばしば……。
取引先からクレームの電話を受けたとき、新人ゆえに内容が把握できず比賀さんに質問すると「私の担当じゃないからわからないわ」と、バッサリ。
まったく助けてくれず、途方に暮れたことも。
(他部署の人が心配するほど)
毎日残業するお局さまの仕事内容とは
そんなお局さまは毎日のように残業していたので、退勤時にすごく気をつかいました。
新人の私にはわからないけれど、たくさん仕事を抱えているんだろうなぁ。
毎日残業しているし、いつも忙しそうだし、バリバリのキャリアウーマンなんだ……。
そんなふうに思っていたのですが……。
仕事に慣れてくると、お局さまはちょいちょいサボっていることが判明!
毎日残業しているのも、残業代を稼ぎたいからではないかというウワサも……。
「比賀さんって、よく席を外しますけど、どこかに行っているんですかね?」
「たばこを吸いに行っているんだよ〜」
そんなお局さまの下で働いていた私は、毎日辞めたいと思いながら出勤していました。
そんな職場環境に耐え続けること2年半、ある転機が訪れました。
「来月から総務に異動することになったので、私の仕事をウッチーさんに引き継ぐことになったから」
「え! 異動?」
比賀さんが異動になるうれしさ半分、彼女の仕事を自分が担当するというプレッシャー半分。
引き継ぎ期間は1カ月。自分の業務に加えて引き継ぎ業務を覚える日々は大変でしたが、なんとかこなせるようになりました。
そして、比賀さんが異動し、ひとりで仕事を担当するようになって気付いたことがあります。
……あれ? 比賀さんが担当していた仕事って、そんなに大変じゃないのでは?
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入社1年目で右も左もわからない中、機嫌の波が激しい先輩から毎日のように注意されるのは、精神的に大きな負担だったはずです。特に、取引先からのクレーム対応で助けを求めたときに、突き放された場面からは、新人時代の心細さが伝わってきます。
それでも2年半働き続け、引き継ぎを経てひとりで業務を担当するようになったオムニウッチーさん。比賀さんの仕事を実際に担当したことで、「思っていたほど大変ではなかったのかも」と気付いたのは、それだけ自分自身が仕事を覚え、成長していたからなのかもしれません。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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