入籍当日、役所で告げられたまさかの事実
その日、友人は婚約者と一緒に役所を訪れていました。必要書類もそろい、あとは婚姻届を提出するだけ。
ところが窓口の職員は書類を確認したあと、不思議そうな表情を浮かべたそうです。そして申し訳なさそうにこう告げました。
「この婚姻届は受理できません」
突然のことに友人は驚いたそうです。理由を尋ねると、職員は婚約者の戸籍を確認しながらこう説明したそうです。
「戸籍上、すでに別の方との婚姻の記載があります」
友人によると、その場で二人とも言葉を失ってしまったそうです。もちろん、婚約者は初婚のはずでした。何が起きているのかわからず、その場では混乱するばかりだったといいます。
戸籍を調べて判明した過去
後日、婚約者が戸籍を取り寄せて確認したところ、数年前に外国籍の女性との婚姻が記載されていることが判明しました。
その女性は、婚約者が学生時代に留学していた際、短期間だけ交際していた相手だったそうです。
本人も最初はまったく心当たりがないと言っていました。しかし思い返してみると、交際中に現地でいくつか書類へ署名したことがあり、その中に婚姻関係の手続きが含まれていた可能性もあるとのことでした。
詳しく調べた結果、現地で成立した婚姻について、日本側にも届け出がされていたようでした。
婚約者は「まさか自分の戸籍に婚姻の記載があるなんて思わなかった」と大きなショックを受けていたそうです。
入籍延期を乗り越えて
その後、二人は専門家にも相談しながら必要な手続きを進め、最終的には離婚手続きをおこなうことになったそうです。
手続きに時間がかかってしまったため、予定していた入籍は延期に。双方の両親も交えて話し合った結果、入籍の見通しが立つまで結婚式も延期することになったそうです。
楽しみにしていた予定を変更しなければならず、友人は大きなショックを受けたといいます。それでも二人はあきらめずに手続きを進め続けました。
時間はかかったものの問題は無事に解決し、その後あらためて婚姻届を提出。友人たちは晴れて夫婦になることができたのです。
友人の話を聞いたときは、私も「そんなことが本当にあるの?」と驚きました。
友人夫婦にとっては予想外の出来事でしたが、困難に直面しても二人で協力しながら乗り越えた経験は、これからの結婚生活の大きな支えになったのではないかと思います。
著者:長沼紗希/30代女性・OL。趣味はパンとケーキ作り。結婚5年目。子どもが2人。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)
※AI生成画像を使用しています
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