気になっていた謎の封筒
彼宛てに届いていた封筒の差出人は役所でした。私は税金や手続き関係の書類だろうと思い、届くたびにそのまま彼へ渡していたのです。
最初は特に気にしていなかったのですが、同じような封筒が何度も届くため、「何の書類だろう?」と思ったことはあります。しかし、プライバシーに関わることだと思い、詳しく聞くことはありませんでした。
ところが、ある日の夜。その封筒の意味を知ることになったのです。
突然告げられた借金の事実
その日、帰宅した私を待っていたのは、正座をした彼でした。いつになく真剣な表情に嫌な予感がしました。
そして彼は、重い口を開いたのです。
「実は……借金があるんだ」
突然の告白に、私は言葉を失いました。さらに話を聞くと、借金の返済に追われるうちに住民税の支払いも滞ってしまったそうです。その結果、差し押さえの手続きが進み、銀行口座からお金を引き出せなくなっているというのです。
役所から届いていた封筒は、その件に関する通知でした。
なぜもっと早く話してくれなかったのか。隠されていたことが何よりショックでした。
正直、このまま付き合い続けていいのだろうかという思いも頭をよぎりました。しかし、すでに同棲していたこともあり、すぐに答えを出すことはできなかったのです。
支え続けた私が知った真実
話し合いの末、私は彼を支えることにしました。返済計画を立て、無駄づかいを減らし、少しでも生活を立て直そうと二人で努力することに決めたのです。
「もう一度信頼してもらえるように頑張る」
そう話す彼を信じたい気持ちもありました。
ところが数カ月後、さらなる問題が発覚しました。
ある日、彼のスマホに届いたメッセージが偶然目に入りました。最初は仕事関係だと思ったのですが、やり取りを見て違和感を覚えたのです。
問い詰めた結果、彼が別の女性と関係を持っていたことが判明。借金問題を一緒に乗り越えようとしていた最中の出来事だったこともあり、私は大きなショックを受けました。
そして、最終的に私たちは別れることになりました。この経験を通して、お金に対する考え方や誠実さは、人柄そのものにつながる部分なのだと感じました。
その後、私は堅実で誠実な男性と出会い、結婚しました。一緒に人生を歩む相手には、困ったときに誠実に向き合える人を選ぶことが大切なのだと学んだ出来事です。
著者:三井のりこ/30代女性・2人の娘を育てながら、フリーランスとして働くワーママ。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)
※AI生成画像を使用しています
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