兄が黒を選ぶと、4歳妹が……
長男は、いくつかのランドセルを見比べた末、黒いランドセルを選びました。すると、それを見ていた娘が突然、「私もランドセルが欲しい! 私は赤がいい!」と言い出したのです。
娘が小学校へ入学するのは、まだ2年も先です。「小学校へ入るときに買おうね」「今日はお兄ちゃんのランドセルを買いに来たんだよ」
何度説明しても、娘は聞き入れません。自分も今すぐ買ってほしいと泣き続けました。店の閉店時刻も迫っており、私は次第に困り果ててしまいました。
まさかのランドセル2個購入
そこで私は、娘に尋ねました。「入学式までの2年間、大切にしまっておける? 買ったら、もう違うものには変えられないよ。小学校へ入るときに、必ずこのランドセルを使うと約束できる?」娘は涙を拭きながら、大きくうなずきました。
その姿を見て、私は娘が選んだ赤いランドセルも購入することに。こうして、わが家には黒と赤、2つの新品のランドセルが並びました。
今思えば、娘をもう少し根気強く説得し、入学が近づいてから購入するべきだったのかもしれません。しかし娘は約束通り、赤いランドセルをおもちゃにしたり乱暴に扱ったりすることなく、2年間大切に保管しました。
2年後、赤いランドセルは……
そして迎えた入学式の日。娘は、4歳のときに自分で選んだ赤いランドセルを、うれしそうに背負って登校しました。
「2年も前に買ってしまって、本当に大丈夫だろうか」と心配したこともありましたが、約束を守った娘の姿を見て、胸が温かくなりました。
今では、兄妹のランドセルを同じ日に購入した出来事も、家族の笑い話になっています。
著者:小林由香/40代女性/16歳の息子を育てるパート勤務の母。家族との時間を大切に過ごしています。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
※AI生成画像を使用しています