震えるコヨリさんを見て我に返った夫は、「この手が勝手に動いた!」「悪いところは直す!」と必死に謝罪。実はその様子は録画され、実母にもリアルタイムで見守ってもらっていました。
決定的な証拠を得たコヨリさんでしたが、「夫は病気かもしれない」という一縷の望みから、カウンセリングを提案します。提案を受け入れた夫は、「病院へ行く」「変わる努力をする」と約束しました。
翌朝、夫は自ら朝食を用意し、家事や育児にも積極的な姿を見せ始めます。コヨリさんは、夫の急な変化に戸惑いながらも“もし通院によって夫の怒りが落ち着き、家族で平穏に暮らせるなら、それは何よりうれしいこと”と考えますが……。
ピンポーン。すると玄関から聞き覚えのある声が……
















夫は本気で変わろうとしているのかもしれない。そう思い始めていたコヨリさんの前に、突然義母が現れます。しかも義母は、ヒドシから夕飯に呼ばれたと言い、休日に料理をする息子を大げさなほど褒め始めました。
さらに、ピカピカの床を見て「誰がお掃除したの?」と尋ねる義母に、ヒドシはすかさず「僕だよ!」と答えます。そのやり取りを見たコヨリさんは、夫の行動が純粋な反省ではなく、義母を味方につけて自分を言いくるめるための演出だったのだと悟ります。
一度は芽生えかけた「変わってくれるかもしれない」という期待。しかし義母の登場によって、コヨリさんの中でその期待は一気に冷めていくのでした。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
相手が急に家事をしたり、やさしい言葉をかけたりすると、「本当に変わろうとしているのかも」と期待してしまうことがあります。特に別れを考えているときは、気持ちが揺れるのも無理はありません。
ただ、その変化が「自分を見直すため」ではなく、「相手を引き止めるため」や「よく見られたいから」だとしたら、問題は解決しないままです。何をしたかだけでなく、なぜそうしているのかを見ることも大切です。
また、夫婦の問題に親などが関わると、つらい立場の人がさらに追い込まれることもあります。違和感を覚えたら無理に我慢せず、信頼できる人や相談窓口(※)に頼ることも考えてみてください。
※DVの相談窓口
【DV相談プラス】
0120-279-889:24時間、専門の相談員が対応してくれます
【DV相談ナビ】
#8008:お近くの都道府県配偶者暴力相談支援センターにつながります(相談対応の曜日・時間は都道府県によって異なります)
ますまゆさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
ますまゆ
