わが子だと思って押していたベビーカー
最後のゾーンには、ヒトデや小さな魚などに触れられるふれあいコーナーがあり、長女もベビーカーに乗ったまま、楽しそうに様子を眺めていました。しかし、そのあと事件が起こったのです。
休日ということもあり、館内はかなり混雑していました。ベビーカーを押している家族連れも多かったように記憶しています。
そのとき、夫はトイレへ行っており、私はベビーカーに乗った長女を気にしながら、長男の様子も見ていました。そうしているうちに、さらに人が増えてきたため、そろそろ出ようと思い、近くにあったベビーカーを押しました。
私は長女の顔をきちんと確認しないまま、ベビーカーの見た目と押したときの重みだけで「これだ」と判断し、そのまま水族館の出口へ向かってしまったのです。ふと近くに目をやった瞬間、トイレから戻ってきた夫が、わが子を乗せたベビーカーを押しているのが見えました。
「え……?」
一気に血の気が引くような感覚になり、慌てて自分が押していたベビーカーをのぞき込むと、そこにはまったく知らない女の子が。そう、私はわが子と間違えて、よそのお子さんを連れて行こうとしてしまっていたのです。
ベビーカーは色も形もまったく同じで、さらに日よけが下りていたため、自分のものだと思い込んでしまいました。すぐに親御さんを探して事情を説明し、ひたすら謝罪。納得はしていただけましたが、相手の方の顔が引きつっていたのを今でも覚えています。本当に申し訳ないことをしてしまいました。
敷地内には水族館のほかにも遊べる場所はありましたが、そのご家族と再び会ってしまったら気まずすぎると思い、私たちはそのまま帰ることに。この出来事以来、自分の思い込みや勘違いには十分気をつけようと思うようになりました。ベビーカーに限らず、「たぶん大丈夫」と判断せず、必ず確認するようにしています。
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混雑した場所では、慌ただしさや思い込みから、思わぬ勘違いが起きてしまうこともあります。今回は大きなトラブルにはならなかったものの、ベビーカーや荷物など見た目が似ているものが多い場所では、「たぶん大丈夫」と判断せず、確認することを習慣にしたいですね。
著者:岡田みか/40代 女性・パート。小2の長男と年少の長女を育てる母。趣味は裁縫と部屋の模様替え。
イラスト:あやこさん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)