50万円の課金が発覚
その額を目の当たりにし、これまでのどの話し合いのときとも違う、猛烈な怒りが込み上げました。彼はもうただの夫ではなく、父親なのです。その立場への責任を問わずにはいられませんでした。
思わず怒りをぶつけ、大きな声で彼を責め立てると、驚くべき言葉が返ってきました。
「明日からこの家には帰らない。そもそも、自分には育児は向いていない」
その瞬間、私の胸にある感情は怒りや悲しみを越えて冷静さに変わりました。私はただ安堵しました。「この場に娘がいなくてよかった」と、心底そう思ったのです。その言葉を、当時2歳だった愛する娘には、決して聞かせたくないと強く思いました。
すべての気持ちが冷めた私は静かにこう返しました。
「どうぞ? 出て行っていいよ。今後の手続きはちゃんとしてね。お金も請求するから」
実質、彼に対し離婚を告げたつもりです。ただし、彼が「今の発言は間違いだった」「もう一度考える時間をくれ」とひと言でも言えば、もう一度だけチャンスをあげるつもりでした。しかし、彼が選んだのは、自分から家庭を断ち切る道でした。弁解も謝罪もなく、離婚を受け入れたことに絶句しました。
現在、彼は実家で暮らし、私は娘とともに持ち家に住み続けています。娘は幼稚園に通い始め、お友だちもどんどん増えています。この家で過ごす日常は、私たちにとって大切な基盤であり、手放すつもりはありません。その思いを胸に、公正証書の作成や離婚手続きに向けてひとつひとつ進めている毎日です。
その間、夫から娘の様子を気にする連絡は一度もありませんでした。娘に関する関心さえ示さない彼の考え方は、私には到底理解できません。それでも、今の私はただ娘との日常を守り、笑顔のある毎日を何よりも大切にして生きています。過去に囚われず、前だけを向いて進むことを決心しています。
著者:春野 ことり/30代女性・パート
3歳の娘を育てるママ。趣味は旅行や食べ歩き。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
※AI生成画像を使用しています