カウンセリングの提案を受け入れた夫は、「病院に行く」「変わる努力をする」と約束。翌朝から朝食を用意し、家事や育児にも積極的な姿を見せ始めます。急な変化に戸惑いながらも“もし本当に夫が変わり、平穏な日々が戻るなら……”と、コヨリさんの心には再びかすかな期待が芽生えます。
しかしその矢先、突然義母が訪問。夫が夕飯に呼んでいたらしく、料理や掃除をした息子を大げさに褒め始めます。さらに、夫の料理に皮肉を返したコヨリさんを見て、「旦那様が作ってくれたなら感謝しなさい」と説教モードに。
夫は「僕は大丈夫」と、まるで自分が被害者であるかのように振る舞い、義母はますます息子をかばって……。
許さない。徹底的にやってやる!














夫を「健気」と持ち上げ、何を言われても息子をかばう義母。その姿を見たコヨリさんは、これまで見ないふりをしてきた夫のマザコン気質や、親子の異様な関係性に気づき、思わず気持ち悪さを覚えます。
結婚前は、夫も義母もニコニコして人当たりがよく、やさしい人たちに見えていました。しかし今となっては、それが“外面のよさ”だったのだと感じ、自分の見る目がなかったのだと痛感します。
さらに義母は、ヒドシの怒りっぽさの原因はコヨリさんにあると決めつけ、「ちゃんとした妻をやっていればそうはならない」と的外れな説教を始めました。その言葉に、コヨリさんの中で最後の迷いは消えます。
「許さない。徹底的にやってやる!」ただ、今ここで怒りをぶつけても、この親子には響かない。そう判断したコヨリさんは、「私が間違っていました」とあえてその場を収め、静かに徹底抗戦を決意するのでした。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
結婚前や人前ではやさしく、感じのいい人に見えていた相手でも、一緒に暮らす中で少しずつ違う一面が見えてくることがあります。さらに、相手の家族からも同じように責められてしまうと、「私の受け止め方が悪いのかな」と迷ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、相手の怒りや不機嫌の理由を、いつも自分だけのせいにされているなら、少し立ち止まって考えてみてもいいのではないでしょうか。「ちゃんとした妻なら」「あなたが怒らせるから」という言葉に惑わされ、相手の感情まですべて背負う必要はありません。
自分を責めなくて大丈夫です。違和感に気づいたら、まずはその感覚をなかったことにせず、信頼できる人や相談窓口(※)に話してみることが、自分を守るきっかけになるかもしれません。
※DVの相談窓口
【DV相談プラス】
0120-279-889:24時間、専門の相談員が対応してくれます
【DV相談ナビ】
#8008:お近くの都道府県配偶者暴力相談支援センターにつながります(相談対応の曜日・時間は都道府県によって異なります)
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ますまゆ
