

かばんを持って歩く大人への憧れ
幼いころの私にとって、「かばんを持って街を行く人々」は憧れの存在でした。私も、オシャレでかわいいかばんを持って外出したいと思っていたのです。ただ、当時は母から「なくすから余計な物は持たないで」と言われ、かばんを持つことができませんでした。だからこそ、憧れだったのかもしれません。
オシャレでかわいいかばんの中には、どんな物が入っているのだろう。それが気になり、見つかったら怒られると思いつつも、母のかばんの中をこっそり覗いてしまいました。
かばんの中で見つけた物
母のかばんの中身は、タオル、お財布、化粧品、いつも見ているような物ばかりでした。
そんな中で、今まで見たことのないポーチを見つけました。中身が気になり、ポーチを開けてみると小さなティッシュがテープで留まっているような物が。
当時の私は、「私が赤ちゃんのときに使っていたおむつを、記念に持ち歩いている」のだと思ってしまいました。「私が赤ちゃんだったころ、こんなにおしりが小さかったんだ」などと感じていたのです。
おむつではないことが判明
時が経ち、小学4年生のとき。宿泊学習の前に、女子だけ集められて生理の授業がありました。その際に、ナプキンのサンプルが配られたのですが……ナプキンを手にして衝撃! そのとき、昔、母のかばんの中にあった「私のおむつ」だと思っていた物が、生理のときに使うナプキンだとわかったからです。
今思えば、わが家は性教育がほとんどない家庭でした。だからこそ、このとき生理について学びましたし、生理の際にナプキンを使うことも知りました。そして、あの「私のおむつ」だと思っていた物は、母が生理のときに使う物だと理解したのです。子どものころの勘違いは、今でも深く記憶に残っています。
著者:渡辺さあや/20代女性・管理栄養士。学生時代も社会人になってからも、生理のことは気にせず生活してきた。ただ、ある医師に出会ったことが、自身の体に向き合うきっかけに。自身の経験をもとに記事を執筆。
作画:ののぱ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
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