数カ月だけのはずが
私が30代後半のころ、戸建てが並ぶ住宅街に住んでいたときの出来事です。
ある年の春、町内会の総会で、防災担当の役員が急きょ引っ越すことになりました。そこで、防災倉庫の鍵を誰が管理するのかという話になったのです。
その場では「次の担当が決まるまでの数カ月だけ」という話だったため、私が一時的に鍵を預かることになりました。
「短い期間なら……」と思い、深く考えずに引き受けたのですが、その後も後任はなかなか決まりません。気付けば、半年以上が過ぎていました。
休日の朝に突然の訪問
さらに困ったのは、町内会の一部の方が「鍵は中村さんが持っているから」と、備品の確認や倉庫の開閉を私に頼むようになったことです。
休日の朝に突然インターホンを鳴らされたり、仕事で外出しているときに電話がかかってきたりすることもありました。
私は正式な防災担当ではありません。それなのに、なぜ私だけが対応し続けなければならないのだろう……。そう思うたびにモヤモヤしました。
とはいえ、近所付き合いのことを考えると、強く断ることもできません。結局、その都度できる範囲で対応していました。
町内会長に相談した結果
しかし、さすがにこのままでは負担が大きいと感じ、思い切って町内会長に相談しました。すると、臨時の話し合いが開かれることになりました。
その結果、防災担当は複数人で分担し、鍵も専用の保管ボックスで管理することに。ようやく私ひとりが鍵を抱え込む状態ではなくなり、ほっとしました。
まとめ
今回のことで、善意で引き受けたことでも、役割が曖昧なままだと負担が偏ってしまうのだと感じました。ひとりで抱え込まず、早めに相談したことで、穏やかな形で解決できてよかったです。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:中村美咲/40代女性・パート
イラスト:おみき
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
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